テクニカル分析かファンダメンタル分析か、という議論は昔からされている議論だ。

テクニカル分析というと、過去の値動きから未来を数学的なツールを用いて、もしくは視覚的なツールを用いて行う、半ば迷信のようなものとしてとらえられている。

俺の中のテクニカルの定義はもう少し広範で、「過去の数値から数理的に未来の数値を予測する」分析と定義している。

で、ほとんどの学者とか有識者は、「価格には過去の情報は全て織り込まれており、こういった情報から未来を予測することは出来ない」とうそぶく。

で、投資は何よりファンダメンタルズ分析だ!みたいな風潮がある。

 

では、そんなファンダメンタルズ派に問おう。

例えば、色々な分析の結果、日銀の金融緩和が今月末に行われる可能性が高く、円売りになるという予想をしたとしよう。

そうなるとドル円は買いだ。では、ドル円をいくらで買って、いくらで売るんだ?ストップはいくらだ?

 

この質問に対し、ドル円は125円で売る、と誰かが答えたとしよう。

 

え?あなたが分かってるのは、円売りという情報だけでしょ?なぜ”125″というクリアーな数値が出たんですか?

「過去の金融緩和の大きさがxだったら、円はy売られた。今回はzという金融緩和の大きさを予想しているから、円はy*z/x売られると仮定した。だから目標値は125だ。」

 

え?それって過去の値動きから現在の値動きを予想してますやん。テクニカル分析ですやん。

 

これ、実はどんなファンダメンタルズ的な問題を扱うにしても、そこから数字を導き出すにあたっては、かならずぶち当たる問題だ。要するに、株価にしても、為替にしても、価格=定量的な世界を占うのに、定性的な分析だけでは決して不可能なのだ。

 

このような理由から、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析では、その重要度は完全にテクニカル分析に軍配が上がる。

どれだけ将来の値動きが定性的な方向感でずば抜けていようと、特にレバレッジを賭けて勝負するFXの世界では、チャートを読む能力がずば抜けて低いと、確実にいつか財産を吹き飛ばすことになるのだ。

 

では、ファンダメンタルズ分析はそもそも必要なのだろうか?

 

ここで必要ないと言ってしまうとあまりにもあれなので、正直なことを言うと、「ほとんどの人には必要ない、もしくは害悪になるが、一部の人には自分のトレードを補強してくれる強い味方になる」と言える。

一部のすごいファンドやすごいトレーダーは、そもそも高水準なチャート分析能力に加え、その分析をさらに伸ばせる高確率なファンダメンタルズ勘を持ち合わせている。確かにこの場合はかなりの武器になる。

ここで俺が勘とかいたのは、まさに素人が想像したり、自分でやった気になっているファンダメンタルズ分析は、勘と一緒なのだ。だから、素人の勘はほぼ外れる。 プロでも、ニュースのアナリストを聞いてりゃわかるが、まぁ勘の域を外れていない。素人よりはぎりぎり当たるかもしれないけど。

 

「いやいやちょっとまて、レイダリオとか、ジョージソロスとか、グローバルマクロのファンドマネージャーとかはファンダメンタルズだけで勝負しているって話をきいたことあるよ、それはどうなの?」と質問されるかもしれない。

 

確かに、そういったファンドマネージャーもいることにはいる。

だが、彼らがやっているのは大きくわけて2種類に分類される。

一つは、ファンダメンタルズの情報を数理モデルに落とし込んで、値動きとの相関性に組み込んだ複雑なシステムを用いてトレードしているタイプ。

こちらは、形は違えどファンダメンタルズの情報をモデルに落とし込んで数理的に処理をしている。こんなものテクニカル分析そのものではないか。彼らは、テクニカル分析の独自の形として、ファンダメンタルズの情報を数値化しているに過ぎない。そして、こういった複雑なモデルは、誰もがつくれるものではないので、独自のエッジをもっている。だから勝っているのだ。

 

もう一つは、個々の値動きにとらわれず、複合的なポートフォリオ管理をすることで、稼いでいるタイプ。

ジョージソロスなんかはまさにこれだ。ソロスの錬金術読んだらわかると思うが、これは凄まじいトレードだ。分析のレベルも群を抜いている。ポジションサイズもすごい。だが、彼は昔はチャート分析をしていてそれに対する知識も勿論深いだろうし、彼のポジション管理の感覚は、彼自身気づいていないかもしれないが何らかの数理的仮定を置いているからこそ成り立つものだろう。

 

ということで、チャート分析という意味のテクニカル分析ではなく、ファンダメンタルズの情報を数理的な仮定に落とし込むというテクニカル分析を両者とも程度の差はあれ用いており、この意味では結局世の中テクニカル分析なのだ。

だから、わけのわからない学者の書いた本で馬鹿にされても何も恥じることはない。誰が何と言おうと、投資の王道はテクニカル分析なのである。

 

ウォーレンバフェットはちがうって?

いや、割安の判断にPERとか彼は使うでしょ?PERとかEV/EBITDAとかPBRって、その数値同士を同業他社で比較したりしてるでしょ?比較できるってことは、「過去の数値水準が今後も基本的には変化しないと仮定」してるから成り立つんでしょ?

 

これは、テクニカル分析の概念である、「過去から未来を予測する」そのもでしょ、だから彼も「ファンダメンタルズ情報をテクニカル分析してる」象徴じゃないですか。

 

なんか屁理屈に聞こえるかもしれないが、トレードをするんだったら、ファンダメンタルズ重視になろうがチャート重視だろうが、テクニカル分析に長けないといけない。

何が言いたいかっていうと、わけのわからない自分勝手なファンダメンタルズ分析(笑)をして上か下かを当てるという無駄な作業をするくらいなら、テクニカル分析でも勉強、検証してろってこと。

どうしても嫌なら、「最終的に数値に落とし込める正しいファンダメンタルズ分析」をしなさいっていうことだ。

 

ちなみに、ここまで読み返して、ちょっと議論の飛躍があることが賢い読者にはお分かりになると思う。

 

まぁでもそんな小さいことは気にせず行きましょう。俺が言いたいのは「テクニカルって大事だよ」っていうことだけなんですから(自分勝手)

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