真剣なトレーダーは、トレードを行ううえで、様々な知識を手に入れることになる。

で、知識を知っただけの段階で、自分はもう天にも昇った天才の気分でトレードを始めることになるのだが、大抵上手くいかない。

そして、知識自体を疑い、また新たな知識をむさぼるようになる。この典型が手法ジプシーと呼ばれる人たちである。

 

トレードにおいて知識は大切だ。テクニカルの知識、ファンダメンタルズの知識、値動きの背景、ポジションサイズの概念など、様々なことを知っておいたほうが知らないよりはいい。

だが、”知っている”のと”分かった”のでは、次元が全然違うということを理解しなければならない。

 

例えば、「金利が上がればその通貨は上がる」という、半ば常識のように考えられている知識がある。

だが、本当にそうなのだろうか?

金利が上がると、他の通貨で持っているより、将来価値があがるからその通貨に資金が流れ込み、通貨価値があがる、と一見最もな説明をされる。

だが、そもそも金利が0.1%上がった所で、本当にそこまでその通貨は魅力的になるのだろうか。

長期国債の金利が上がるから、国債に資金が流れ込み、その付随として通貨が上がるという説明もある。

だが、金利を操作できるのは超短期の金利だけであり、それが長期国債の金利に影響を及ぼす”一因”にはなっても、十分条件ではない。そういった短期金利と長期金利が矛盾した動きをする、「金利のコナンドラム」は過去何度もみられてきた。

その他、こんな問題一つとっても、深く深く考えていくと、マーケットにかかわることで、「必ず」ということは無いということが分かる。

だが、ちゃんと金利と通貨の勉強をすれば、最低限「金利のコナンドラムは起きていないか」や、日々長期国債の値動きにも敏感になるし、外貨準備高や海外の国債保有量の変化など、様々なものに目を向ける必要があると分かる。

そうなれば、単に「金利上昇=為替レート上昇」という公式を覚えただけの薄っぺらい”知識”をもった者よりもエッジのきいたトレードをすることも可能になるだろう。

 

分かりやすいので、ファンダメンタルズの例をあげたが、テクニカルだってそうだ。普段使う時は、結局シンプルな使い方になるものだ。だが、知識として覚えているのと、理解しているのとでは雲泥の差になる。

 

何故支持線や抵抗線は存在するんだろうか。それは、そういう線がマーケットに公式として存在しているのではなく、テクニカルやファンダメンタルズの影響で、そこに注目している市場参加者が多いから存在することになる。そして、その周りにはストップ注文が集まりやすいので、一旦ブレイクすると注文が走りやすい。

こういうことが分かれば、短期と長期の支持線はどっちの方が重要なのですかというアホな質問はなくなる。注目している市場参加者が多く、かつカネ(ポジション)がたまっているのは長期なのだから、長期の支持線の方が重要に決まっている。

ただ、勿論支持線や抵抗線は、必ず反転するものではなく、そこで起こるのは、ちょっとしたもみあいのあと、上か下かに一旦ブレイクするという現象だけだ。例えば支持線で下が強ければもみ合いの下にブレイクするし、買いが強ければもみ合いの上にブレイクする。それはストップ注文がつくからだ。

だが、その後はまたわからなくなる。ブレイクした後また支持線を試しに行くかもしれないし、反転するかもしれないし、どこまでもいくかもしれない。

 

知れば知るほどマーケットに確実なものは無いということが分かる。でも、現象の未来の起こりえる想定パターンを組み立てることはできる。できるのはそこまでだ。

だが、トータルで勝つのならば、そこまでで十分なんだ。でも、それが分かるには知識で止まっていてはならない。知識の一歩先、知恵をつけなければならない。

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