トレードでは確率が大切だとよく言われるが、確率というよりは期待値と大数の法則が重要である。

大数の法則は何度かブログで取り上げたが、試行において事象の起こる確率が、各試行が独立しておりかつ期待値が存在する場合、試行回数が多くなればなるほど事象の起こる確率は元の確率に近づくという定理だ。

この大数の法則は、大数の弱法則と強法則で支えられている。

まぁ、簡単にいうと、確率や期待値ってのは、いっぱいサンプル数があってはじめて機能するんだよ、ってことだ。

 

大数の法則は期待値の存在が前提にないと成立し得ない。

だが、例えば効率的市場仮説に基づくと価格推移は長期的には対数正規分布に従うという仮定に従えば、これは安定分布の特性指数が2であり期待値が存在し、大数の法則が機能することになる。

実際のマーケットは勿論ファットテールなどがあり、効率的と完全にいうことは勿論できないし、安定分布に従っているということも証明できない。だが、ある期間を区切ってその区間に対してフィルタをかければ、おおよそ安定分布に従うと近似できるのがマーケットであり、その考えによると、大数の法則が全く通用しないと考えるよりは大数の法則が適用できると考えた方が、納得できる。

まぁつまり、わけのわからない動きをする時を除いて、基本的にはマーケットはある区間においてあるルールにのっとった事象の統計を取ると、その期待値と確率は統計的に有意な期待値と確率とある程度考えてもいいのではないか、と考えれる。

勿論その統計はその区間においてのみ有意であり、マーケットは常に変化していくのでその統計がいつまで効くかはわからない。

だからこそ、検証ってのは何年も前まで区間を広げて行うべきであり、大量のサンプル数に裏づけされた最適化が施されていないルールにおける期待値と確率は、今後も大数の法則が機能する量のサンプル数をとればその期待値と確率が効いていくる、と考えることが出来るというわけだ。

 

さて、ここまでの議論がもし正しいとするのであれば、トレードにおいては過去のある程度長い期間において期待値がプラスになったシステムを使えば、未来永劫かなり勝ち続ける確率が高まるということになる。

ということはだ、もしそういうルールをシステムトレードのシステムに組み込みさえすれば、ゲームセットなのではないかと、システムを調整する必要も無く勝ち続けることが出来るのではないかと思われたと思う。

でも、そんな上手い話はない。どの機関投資家もずっと優秀なクォンツを雇い続け、どんどんシステムをアップデートさせ、薄いエッジをむさぼりあい続けている。

 

ということは、何故安定的に皆が勝ち続けることのできる魔法のシステムが出来上がらないかというと、考えられる問題は2つになる。

一つはそもそも大数の法則や、統計的な期待値は機能しないということ。

だが、それは、ある区間において考えた時、先ほどの議論からいくと、少しおかしいということになる。そもそもかなりの長期間をとれば価格はほぼ対数正規分布に従うわけであり、確率変数の集合自体が分布に従うのであればそこから派生的に考えられる確率的事象が分布の前提をみたすことができないというほうがおかしいということになる。

で、あればもう一つ考えられる問題は、期待値をプラスにすることができない、ということだ。

 

で、この問題は多分に真に近く、価格分布は対数正規分布に近い分布に従うとしても、我々は手数料やスプレッドという大きな重石を背負わされており、そもそも期待値をマーケットのインデックスが持つ期待値以上にはできない、という考え方ができるわけだ。

なので、株などのような、現在の所長期的なインデックス自体の持つ期待値がプラスな金融商品は、バイアンドホールドが最高のルールであり、安定的に人が超過リターンを得るのは不可能だと学者は結論付けているわけだ。

では、期待値プラスのルールは作れるのか?

 

俺の考えは、「機械的で理解できるルールでは期待値プラスの長期的に通用する安定したルールは作れないが、そのルールを運用するマネージャーの裁量によっては期待値プラスにすることができるルールを作ることは出来る」というものだ。

ながったらしくて良く分からないかもしれないが、つまりは人の裁量が無ければ期待値プラスのルールは作れないってことだ。

だからほったらかしトレードはできないんだよ。FXはなおさらそうだ。長期的に安定して勝つには、どんなシステムを使うにしても、独自のエッジを持つ必要がある。

それは例えばルールが効かない相場の見極めであったり、利確の微調整、損切りの微調整であったり、通貨ペアの選択であったり、時間帯の選択であったり、、

 

どれだけ検証しても、かならず勝つことが出来ない、勝つときもあるし勝てない時もあるんです、どうしたらいいんでしようかっていう奴の場合は、大抵その「ありもしない永遠に機能するシステム」を見つけようとしているという誤解からきている。

一時期だけかてりゃいいんだよシステムなんて、ルールなんて、あとは微調整なんだ。そこにトレーダーの裁量があるんだよ。

いい加減気づけ、なんの裁量もなしに勝てるなら、もうマーケットなんてとっくの昔に攻略されてなくなってるよ。

この裁量の部分でゆがんでるからマーケットは面白く、挑みがいのあるゲームなんだ。

 

検証しろってのは、期待値プラスの「静的なルール」を作るために言ってるんじゃないんだぞ、自分という動的な存在を「期待値プラスの存在」にするための経験なんだ、検証ってのは。

 

メルマガをみてくれていたり、自分で勝っているトレーダーは、なんとなく言いたいことが分かってくれると思うんだが、、

いうなれば、「マイクタイソンのトレーニングを勉強」するんじゃなく、自分が「マイクタイソン」になるってことであって、、、んー、、、わけわからんな。

 

意味分からんこと言ってるな、って聞き流してくれていいぞ。いつか、「あ、こんなことを言いたかったんじゃないかな」と気づいてくれる奴が少しでもいればいいから。

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