俺の彼女は奇しくも金融関係の仕事をしている。

大学からの付き合いなので、俺がトレーダーだからとかではなく、成り行きでそうなっただけだ。

それで、よく質問されることがある。この前も、「ECBが金融緩和したのに、ユーロドルが下がらなかったのは、なぜなの?」と聞かれた。

 

で、俺はいつも丁寧に答えているんだが、はっきり答えを言えば、「わからん、そういうこともあるからだ」としか言えない。

勿論、言い訳はいくらでも作れる。

例えば、QEの購入利回りの下限撤廃ではなく、銘柄あたりの購入上限をあげることで、財政ファイナンスととられかねない危険な選択をしたから。

さらなる金利引き下げを考えていないという発言がマーケットにネガティブにとられたから。

 

だが、本質はそんなことじゃない。もっとシンプルだ。

ただその時、「売ってたやつが手じまいして、買ってたやつが買った、もしくは新規に買った」からだ。

マーケットなんてそんなものだ。

 

勘違いしている奴が多いんだが、マーケットには正解があると思っていれば、それは大きな間違いだ。

マーケットには正解も不正解もない。そこにあるのは、ただの値動きだけ。そんなものに一々真理を見出そうとすることが間違っている。そこにあるのは、その時の群集心理の結果でしかない。

マーケットに唯一ある正解は、「マーケットに正解はない」だ。

 

金利を引き上げれば、その通貨が高くなる、”可能性が高い”

金融緩和をすれば、その通貨が安くなる”可能性が高い”

wtopが完成すれば、ネックラインを一度試した後、下落する”可能性が高い”

 

すべて、可能性が高いってだけで、まぁぎり50%以上は正しいんじゃない?(測ったことないのでわからんが)くらいのもんだ。

だが、その、いつでもそれとは違う動きをする可能性があると理解していれば、ファンダメンタルズにしても、テクニカルにしても、限りなく有用な武器になりえる。

だから、分析をしても意味がないというわけでは全くなく、分析はしないといけない。

 

コイン投げで表裏で買いか売りか決めても、ストップとリミットと、ポジション管理さえやっていればトータルプラスになるとかいう馬鹿がいるが、そんなことは金輪際ありえない。何千回とトレードを繰り返せばかならずその戦略は効かなくなる。

ストップとリミットの置き方を変えれば、そのストップとリミットの比率に対して、かならずトータル手数料分はマイナスになるように、効率的な市場空間では確率が変化する。

それだけなら痛みは小さいが、かならずいつかブラックスワン的な動きにぶち当たり、そこで大損するか大儲けすることになる。

それは、もう完全に運頼みの世界だ。勿論プラスに滑ってくれればなんやかんやプラスになるかもしれないが、それがトータル手数料分を補えるだけのプラスになるのかはわからない。逆にマイナスに滑ればもう取り返すのは至難の業だ。

いまだにコイン投げでもトレードは勝てると思っている馬鹿がいるが、そんなことは断じてあり得ない。絶対に。勿論めちゃくちゃ運がよければ中には勝つ奴もいるかもしれないが、そんなしょうもない確率ゼロといっしょだ。

 

勝っていくには、ぎり50%以上は正しいんじゃないのか、みたいな小さい優位性を見つける作業をして、そこにポジションをかけて、そのうえでエグジット戦略とポジション管理を合わせてやっとトータルプラスにしていくことができる。だから、分析は絶対に必要な作業なのだ。

 

だが、その分析は必ずそうなるというものではなく、50%以上は正しいと思うけど。。というその程度なんだという認識をしなければいけないだけだ。

あまり過剰に信じてもいけないし、逆に軽んじてもいけない。

そういう状態って実は人間は難しかったりする。やっぱり人間は二元論で考えたほうが落ち着く生き物だから。

だが、マーケットで生き残るには、そういうあいまいさに慣れていかなければならない。

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