テクニカルというと、チャートに色々と出るインジケーターなどチャート分析だけを思い浮かべる人が多いと思うが、ファンドや機関投資家の世界ではテクニカルというともっと広義なものだ。

テクニカルというのは与えられて視覚化できるものだけではなく、何らかのファクターと値動きの関係を見定めるファクターリターン分析だったり、相関関係を統計的に分析したり(共和分検定など)、様々な切り口がある。

ブルームバーグからとれるデータってのは山ほどあり、それを分析して、何らかの法則性を見つけるための手法は基本的にはすべてテクニカル分析だ。

 

ただ、こういったクォンツ的な分析は、アルファがありそうで実はほとんどないのが現状だ。実際、ブルームバーグからデータを引っ張ってきて、それを色々とこねくり回して、エクセルやRを使って頑張って頑張って作ったモデルを実際にやってみると、全然儲からない、というのが普通だ。この世界では、基本10こ調べて、1こ使えるのがあればいい、くらいのスタンスでいる方がいい。

 

俺は株では、扱う額が大きくトレーダーというよりもポートフォリオマネージャーなので、ファクター分析やテクニカルスクリーニングなど、こういった分析がとても重宝している。だが、FXでは昔から一貫してチャートしか使わない。

 

その理由は、チャート分析が”裁量型”だからだと思う。勿論株でも最終判断にチャートをみるが、チャートってのは本当に色々なものを語ってくれる。

チャート分析は十人いれば十人違った見方をする。同じ売買ルールを使ったとしても、独立してやっていれば絶対に違ってくるものだ。だからこそ、俺はアルファがなかなか消えない領域だと思っている。(特にFXに関しては)

ただ、その分裁量によるものが大きく、所謂システムトレードに代表されるような、裁量をはじいたテクニカル分析とは難易度が違ってくる。

だが、確実にシステムよりもアルファがある。どんな相場が来ても、基本的には安定するからだ。逆にどんなシステムでも、裁量がない限り、ドローダウン時期にとんでもないことになり、トータルでは必ずトントンくらいになる。

サイクルの期間はわからないが、一つのシステムは絶対にいずれ機能しなくなる時がくる。それがいつになるかわからないが、その時期がきて、トータルでみるとかならずトントンになってしまう。

だから、システムトレードでも勝つためにはシステムを調整するか、どんどんシステムを乗り換えていくか、ポートフォリオとして扱っていかなければならない。

そして、どこかに裁量の部分が必ず出てくる。それこそがアルファの源泉だ。

 

売買ルールを手に入れるってのは、とても大切なことだ。だが、忘れてはならないのは、その先の”裁量”の部分こそがアルファの源泉なんだ。

「ほぼシステムの裁量トレード!あなたが判断することは何もない!」というような商材とかがよくあるが、これは、必ずどこかで破綻する。必ずだ。

 

なんでもそうだが、一度そういうのを作っている奴に、「じゃあそのシステムのアルファの源泉はなんなの?」と聞いてみるといい。そして、それについて長期でファクター分析でもしてみるといい。

必ず効かなくなってひどくなる時がくる。それが次にくるのは明日かもしれないし一ヶ月後かもしれないし5年後かもしれない。でも必ずくる。

そして、来たときにとんでもないことになる。

それを回避するためには、絶対に”裁量”の部分がないといけない。この部分を得るのが難しいから、成功したトレーダーってのは少ないんだ。

だから、この部分を得るために努力を怠れば、かならずいつかトータルで負ける。それを肝に銘じて歩んでほしい。

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