ちょっと閑話休題で、大切な話をしたいと思う。

丁度、今回イギリスの国民投票前ということで、ポジションをとったり、様子見だったりと各々考えるところもあるだろう。

勿論こういったイベントドリブン的な、ボラティリティの高まるところを狙っていくのは全然ありだし、リスクがあるから様子見という考え方も全然ありだ。

今日は、こういったイベントでありがちな、「間違ったファンダメンタルズ分析」というのを話したいと思う。

 

大体こういうイベントになると、普通の似非トレーダーが考えるのは、「結果の予測」だ。つまり、これこれこうだから、イギリスは離脱する、とか、これこれこうだから残留する、とかだ。

そして、離脱する確率高いからショート、残留する確率高いからロング、といった考え方をする。これは、大間違いの分析手法だ。

 

勿論、結果とその確率を概算で予測するのはとても大切だ。だが、それ自体は、ファンダメンタルズ分析の半分に過ぎない。

大切なもう半分は、「では、各々の結果になったとき、どれくらいの動きがマーケットにインパクトとして出て、期待値で考えたときどちらに賭けた方がいいのか」という部分を予測することだ。

 

例えば、雇用統計をわかりやすく例にとろう。

だいたい、ADPとか、今までのトレンドとか、流れをみて皆が予測するのは、「雇用統計が予想より良く出るか、悪く出るか」だ。

そして、よく出るだろうからドル円ロング、悪く出るだろうから、ドル円ショート、といったポジションを組む。これでは、ただのギャンブルに過ぎない。

 

そもそも、ファンダメンタルズ分析などいくらしようが、結果を継続的に当てることなどできない。所詮、結果は2択であり、運でしかないのだ。

大事なのは、結果ではなく、「結果の起こる確率と、それによるインパクト」だ。

例えば雇用統計が良いか悪いかは全く分からない5分5分だったとしよう。

だが、もしよく出れば、今の相場だとそれは「超サプライズ」で、その場合200pips位進むだろう、逆に悪くても、ほぼ予想通りで、50pips位しか動かないだろう、と予測できたとする。

そうすれば、自分が雇用統計がどう出ると思うかは置いといて、トレーダーならロングに賭けるべきだ。どうしてもいやなら様子見で、決してショートはしてはいけない。

 

今回のイギリスもそうだ。世の中ではあーだこーだと「離脱か残留か」を当てることにこだわっている奴が多いが、そんなとこは当てれるわけがない。

大切なのは、「離脱と残留のそれぞれの確率と、その場合のインパクト」を予想することだ。

離脱になれば、いったいどのくらいポンドドルは下がるのか。残留になればどのくらい上がるのか。そして、離脱と残留のそれぞれの確率はどの程度なのか。

これを予想して初めて期待値が出せ、それが自分のハードルレートを満たしているのならばポジションを取ればよい。絶対リスクに対して許容できるほどのリターンが見込めないならばポジションを取らなければいい。

 

この、「確率とそれぞれのインパクト」なしには、ファンダメンタルズ分析とはいえない。

結果を予測するのは、「アナリストの仕事」であり、これは、「アナリスト的ファンダメンタルズ分析」だ。

「トレーダー的ファンダメンタルズ分析」は、そこからさらに、「確率とインパクト」を考えなければならない。

 

このブログを読んでいるということは、アナリストではないだろう。ならば、トレーダーとして正しい、ファンダメンタルズ分析をしていかないといけない。

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