いやー、イギリス離脱だったな。

俺は前から書いてる通り、大分ポジションを減らしていたので勝ったが金額的にはそこまで。

値動き的にはそこまでサプライズなく、理論値通り。むしろ、ドル円にしてもポンドにしても、残留にかたむきかけてからの上げ幅が想定外。どんだけロングしてんだよ。

なんどもブログで書いてるのでさすがにこれを読んでる人でロングでエントリーした奴はいないだろう。しかし本当に期待値とか考えず、雰囲気でトレードするな個人は。

 

まぁ、それはいいとして、マーケットを超えた話で行くと、やっぱり今回の離脱ってのは結構節目の事件だ。

個人的には、離脱はしないでほしかった。いや、ポジションはショートで張ってるから離脱してほしいはしてほしかったんだが、そいういう金勘定とは別のところで、出来れば予想は外れてほしいと思っていた。

俺は、今回の離脱は、かなり深刻で取り返しのつかない結果を世界中に波及させていく可能性があると考えている。それは、ユーロ解体とか、そんなちんけなレベルの話ではない。

 

勿論、ほとんど俺の妄想なので、杞憂に終われば一番なんだがな。少し長くなるが、お付き合いいただければと思う。

 

今回のイギリス離脱、これは大きい枠組みでみると、経済合理性とナショナリズムの戦いだったと思う。

離脱なんてして、経済的にいいことなんて何もないことは、少し考えればわかる。まぁ、いいことがあるかもしれないが、それはこれからの交渉でもぎ取っていかなければならないものであり、確率的にはイギリスに不利な結果になることがほとんどだと思われる。中国や米国のような購買力もなく、ただの小国なのだから。

だから、今回の離脱の焦点は難民問題であった。難民問題なんていうと聞こえはいいが、なんのことはない、ただの人種差別問題だ。

結局、「ガイジンはでていけ、イギリス人さえよければいい」という人間の根底にある消えない差別意識が出ているわけだ。

難民が仕事を奪っているなんて片腹痛い、日本でもどこでも同じで、難民程度の教育水準の奴がやっている仕事なんて所謂底辺の仕事であり、「まともな先進国民ならやりたがらない仕事」がほとんどだ。

職業に貴賤はないので、こんなことを言いたくはないのだが、先進国で高等教育を受けたやつは、どうやってもトイレ掃除とか、スタバのバイトとかで一生を終えるなんてありえないと考えるのが普通だ。ちゃんと仕事のすみわけってのはできているわけで、こんなことは詭弁に過ぎない。

結局この問題は、「この大英帝国に、わけのわからん民衆が入ってくんな!」という大層な差別意識が根底にあるわけだ。

 

そしてもう一つの枠組みでみると、グローバリズムとローカリズムの戦いでもあった。

グローバルになるってことは、みんな何かを我慢して、何かで優遇されて、なんとか最適化していこうということだ。どうあがいても、一国至上主義にはなりえない。

だが、イギリス離脱ってのは、要はグローバル化で我慢なんてしたくない、「イギリスさえ良ければそれでいい!!」という気持ちの表れでもあるわけで、それが世論の大意を占めたってのは大きな意味がある。

第二次大戦以降、一部の国を除いて基本的に先進国と言われる国々はグローバリズムを推し進めてきた。

グローバル化ってのは、言い換えれば戦争をなくすための取り組みだ。そもそもユーロができたのは、ヨーロッパ圏内の無意味な内紛をなくすという目的から始まっているわけで、そもそもEU自体が平和の象徴の実績でもあるわけだ。

だが、それは今瓦解の瀬戸際に立っている。その根底にあるのは、グローバルよりローカルを、分かりやすく言い換えれば、自分が良ければそれでいい、「国粋主義」の表れだといえる。

 

この二つが合わさった結果今回の離脱につながった。そして、これはもっと嫌な形で世界に波及しようとしている。そう、アメリカだ。

 

アメリカの状況とイギリスの状況は似ていると日経でも書いていたように、トランプと離脱派ってのはあまりにも酷似している。そして、離脱が勝ったというのは、今後トランプが勝つ可能性もかなり上げてしまったと言わざるを得ない。

今まではかろうじて、大国といわれる国のなかで、「自国さえ良ければそれでいい」という精神性を持っていたのは言わずもがな中国ただ一国だった。

中国は先進国からすればやっていることは意味不明だが、なんのことはない、「自分が良ければそれでいい」ということを地で行っているだけで、その視点でみると何ら矛盾した行動はしていない。

これをふつうの人間がみると、「クズ野郎」と思うわけだが、それは、我々の根本的な価値観に、「世界の平和」というものがあり、それに対して直感的に反している行為だと思うから、「中国政府は最低」という認識になるわけだ。そして、それはほとんどの先進国の共通見解のはずだった。

 

だが、今のイギリスやアメリカの状況ってのは、極論行ってしまえば「中国化」とでもいえる現象で、グローバリズムからは程遠い現象だ。

結局クローズドサークルを作って、一番大国がおいしい思いをして、それ以外の国をないがしろに扱って、それにほかの国がついていくしかないっていう状況を作ろうとしているわけだ。今までも大国がおいしい思いをしてきたのは事実だが、それでも大国のおいしい割合が高いという話であり、「おまえのものはおれのもの、おれのものはおれのもの」なジャイアン的発想では決してなかった。

だが、今は平気で、「この思想を具現化していきまーす」と一国の代表権を握る奴らが言える時代になってしまった。

そして、そんな世界にすすめよう、というのが、今回のイギリスであり、アメリカのトランプであり、現在進行形の中国であるわけだ。

 

ローカル化が進み、皆が自国のみの利益だけを追求した結果何が生まれるか、そんなことはわかりきっている。戦争だ。

どこが引き金になるのか分からんが、もしこのまま異常な自国万歳主義が桜花していけば、いずれは大国同士で最悪の事態に突入し、周辺国はそれに巻き添えを食う形で戦争になっていくのではないかと思っている。

 

日本に住んでいれば戦争には程遠いが、それは先進国だからであって、いまだに途上国ってのは戦争しまくっている。とくにクローズドされた国であれば国であるほどだ。

元来人間てのは縄張りと仲間意識が強いので、どこかで自制心を持たなければ、必ず争いを起こしてしまう。その大きな抑止力になっていた世界の「グローバライゼーション」という枠組みが、今日音を立てて崩れ始めたのではないかと思ってしまった。

 

 

勿論、上で書いたことはほとんど妄想に近いものだし、別にクリントンになるかもしれないし、ただイギリスが抜けただけでユーロ圏も安定化していくかもしれない。

でも、最悪のブラックスワンシナリオとして、少しだけでもいいから俺は頭の片隅で考えておこうと思う。もしそういう時がきそうだと世界が傾いてきた場合に備えて。

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