では、昨日の続きで、実際にヘリコプターマネーを日銀が導入するのなら、どういう方策が考えられるかについて話して行きたい。

完全なヘリコプターマネーという意味では、物価安定目標をとっぱらって、国債の永続的ロールオーバーというものが必要になる。
つまり、物価目標が2%だというターゲットをとっぱらって、もういくとこまでいきまっせという意思表示と、買い取った国債は永遠に本当の意味で償還はしませんぜということが必要になるわけだ。
永遠にロールオーバーし続けて償還しないわけだから、増えた現金は残り続けるということになり、マネタリーベースの増加を永続的に維持することになるわけだ。そして、そのためにターゲットをきめず、やりたい放題買いますよ、と。
だが、これは現在の日本では非常に厳しい。世論の批判もものすごいだろう。
なので、日銀がとり得る施策としては、
1 物価目標の上方修正
2 超長期国債の優先的購入
ということになる。
2%を、5%とかにあげたり、10年ものとかではなく、ヘリコプターマネー性の強い40年ものとかを優先的に購入すれば、真のヘリコプターマネーではなくても、それに近い効果を得ることができるわけだ。
じゃあこれをやるデメリットってなにかっつったらもう一つで、「ハイパーインフレ」だ。
そりゃ、ばんばん見境なく円が刷られて、それが将来的にも残高が変わらないのなら、円はどんどん希薄化されていく。そしていずれ、円の価値低下に歯止めがきかなくなり、ハイパーインフレにつながるだろうってのがデメリットだ。
そもそもとしてヘリコプターマネーの本質を赤ちゃんでもわかるように言えば、政府がお金をみんなに「あげる」ということだ。あげるのだから、返してもらう必要はない。
たとえば給料と同じだけのお金を政府がくれるとしよう。すると確実に今の物価はあがるだろう。円安にはなるしインフレは起こる。
でも、そうなると今まで持っていた貯金など円建ての金融資産も目減りしていく。「じゃぁどんどんお金使おう!」となるだろうか?普通に海外に資金逃避して、消費行動に影響は与えないのではないだろうか。
そうなると、景気はよくはならないけどただただ円安になってインフレにはなりました、という状態になる。それは、本当に我々がもとめている姿なんだろうか?直感的に変だと思うなら、それが正解だと俺も思う。
だが、マーケットはそういう、むちゃくちゃな日銀と日本政府を期待している。そもそもマーケットの参加者の大多数にとって、日本なんてどうでもいい、どうなろうがしったこっちゃないというのが本音にあるわけだ。
日本はさすがに国民の目があるし、有権者の目があるので、こういった施策に入る可能性は低いだろう。
だが、だからといって今までと同様の国債買い入れやマイナス金利幅拡大を続けてもマーケットからは評価されない。
むちゃくちゃなこともできない、普通のことだと失望される、というなんとも厳しい状況に今の日銀は置かれているわけだ。
では、トレードに対してはどうしていけばいいのかってーと、中長期でドル円でデルタにかけるのはかなりつらいってのが今の現状にある。
日本だけをみると、どうしても円高方向になってしまうし、米国も個人的にはドル安誘導を続けていくと考えている。
だからといって、100円割れをしてばんばん円高になるのかというと、すでにマーケットがかなり円高に向いてしまっているので、なかなかここから勢いづくというのは考えにくい。
かといって、円安にはかけたくないし、アップサイドも限られているだろう。
円安にかけたくないってのは、こういう「むちゃくちゃな日本」が現実になってほしいという願いもこめている。
となると、やっぱりデイトレードでしこしこやるのが最善じゃない?と思うわけだ。
あ、もし長期で考えるなら、ドルをだんだん積み立てていくことを俺はお勧めする。あと20年もたてばもうこの国の労働人口と、支えられる人口の割合は1:1を超える。
それは今から出生率が上がっても変わらない、確定した未来だ。(生まれてすぐ労働できないわけだからな)
そんな国の通貨がいつまでも買われ続けるわけはないとおれは思っている。まぁ、貯金のつもりでゆーっくり難平買いしていくといいんではない?20年後見据えて。

 

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