分散投資において、最も大切な概念は、「相関性」だ。

いかに自分が取りたくないリスクと、逆相関、もしくは相関のない商品を選べるかがポイントとなる。

例えば、リーマンショックの時は、あらゆる金融商品は値下がりした。
唯一、JGB(日本国債)は大丈夫だった。つまり、リーマンショックにおいて、JGBを除いた、あらゆる金融商品の相関係数は正だったといえるわけだ。

例えばこの時、マーケットの下落リスクを緩和したいと考えて、株、FX、外国株、不動産、とあらゆる金融商品に”分散”していると思っていた人がいたとすれば、リーマンショックの時に大打撃を受けたはずだ。

あらゆる金融商品は、何かのファクターと相関係数を持つ。
そのファクターは何種類でもいいのだが、ファクターごとに相関係数をだすことが必ずできる。

そして、そのファクターに対しての相関係数を順位づけして、スコアリングし、それを限りなく0に抑えていく作業こそが、分散の本質という事になる。

このままだと意味が分からないと思うので、たとえば貴方がドルのリスクを取りたくないとしよう。

つまり、FOMCや雇用統計が何であれ、自分のポートフォリオがあまり動かないようにしたいとする。

それをFXで実現したいのであれば、とても簡単で、ドルが入っていない通貨ペアを選ぶだけでいいのだが、それでは分散の本質が伝わらないので、自分がドル円を必ずロングする必要があったと仮定しよう。

その上でドルのリスクをヘッジしたいのであれば、たとえばユーロドルをロングすればいい。

これはものすごい単純な例を言っているが、もっと厳密に行きたいのであれば、全通貨ペアの、雇用統計前後の値幅データを取ってきて、その中央値と標準偏差を計算し、-3から3に収まるように標準化してスコアリングし、そのスコアの合計が0になるように、自分のドル円のポジションサイズから、どの通貨をどの程度えらべばよいかを具体的に計算できることになる。

(上の例では厳密には、ドルリスクというより、雇用統計リスクをヘッジしていることになるのだが)

つまり、本当にリスクを分散したいのであれば、自分が避けたいリスクの前後において、自分の取り扱える対象金融商品のユニバースの値動きを取り、その中央値と標準偏差からスコアリングして、スコア合計が0に近づくようにポートフォリオを形成すればいいということになる。

ただ単に、銘柄を増やせば、もしくは金融商品の数を増やせば分散投資になるわけではない。

本当の分散投資というのは、そんなに簡単なものではないということを理解してもらえるだけでも、有りがたい。

ランキングポチは必ず頼むぞ。読み逃げは厳禁だ。

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 為替ブログ FX デイトレ派へ
にほんブログ村

売買ルールを手に入れたいなら、、、
動画講座はこちら
売買ルールの実践練習に、、、
チャートブックはこちら