本日は、近年まれにみる良書の紹介だ。

 

ブラックスワン回避法

 

題名はチープだが、はっきり言ってミスリーディング。内容は本当に素晴らしい。

 

少し哲学的な本なので、万人受けというか、万人向けではないが、俺が日頃思っていることを、こんなにも的確に言葉にしてくれる人がいたのかと感動している。

 

オーストリア流の経済学の説明に始まり、なぜ投資戦略にしろビジネスにしろ迂回的な順路を通る必要があるのか、それらの話を、エスプリの効いた比喩を織り交ぜながら、とても分かりやすく解説してある。

 

もうとりあえず、ある程度投資をしてきたなら、黙って買って読めレベルの良書だ。

 

さて、少々実際に彼の投資戦略を日本市場に当てはめるとどうなるかを見ていこう。

 

下が、ROIC8%以上で、PBR上位20%以上、時価総額で500億以上の企業をスクリーニングし、月次でリバランスしていったバックテストの結果だ。

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本文中では”ジークフリート戦略”と呼ばれており、残念ながら日本企業は米国のように100%を誇るようなROICをもつ企業は存在しないので、大幅に数値を下げてスクリーニングを行ってある。

 

直近10年間で、アルファが6.34%となかなかだ。インフォメーションレシオも悪くない。

 

ただ、ボラティリティが高いので、”なぜこのスクリーニングが効くのか”を、哲学の部分からしっかりと理解していない限り、つまり本書を本当にしっかりと深く読んで理解しない限り、耐えることはできないだろう。

 

次にMS指数(トービンのQレシオ)だが、こちらはbloomberg端末で日本株市場のものを手に入れることができなかった。

 

代用としてPBRを用いることも考えたが、著者の考えに基づくと、再取得価格と簿価の乖離が起きる場合何の意味もない数字となってしまうため、ボツ。

 

エクセルを回して、時間がかかるだろうが、作ってみたいと思う。

 

まぁ、読んでいない立場からするとなんのこっちゃだと思うが、久々に新著でここまで良い投資本に出会うとは思ってもいなかった。

重ねて、一読をお勧めしたい。

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