相場の世界、特に相場解説の世界には、「20年30年相場を張り続けた、マーケットに関わり続けた経験」を売りにしている者が散見される。

 

これは、一見すると、ものすごい経験をもったプレーヤーであるような気がする。

 

だが、この経験、例え本物の経験であったとしても、現在のマーケットで運用していくのに本当に有益であるかどうかは疑わしい。

 

そもそも、この世界で、20年30年マーケットの第一線で勝ち続けている投資家ってのはほとんどいない。

 

そして、いたとしても、彼らは伝説の億万長者として、ほとんどの場合超有名人となっている。

 

例えばウォーレンバフェットやジョージソロスなんかはその類だろう。

 

だが、そのジョージソロスだって、普段の運用は彼のファミリーオフィスであるソロスファンドに任せている。
ジョージソロスの右腕だった天才ドラッケンミラーだって、ソロスのところと、彼のファンドのデュケーヌキャピタルで述べ30年運用した後に、パフォーマンス悪化とともに第一線を引退。自身のファミリーオフィスであるデュケーヌファミリーオフィスに彼の資産の運用は任せている。

 

勿論、彼らの相場に対する知見は今でも大いに参考になるし、含蓄に富む。だが、だからといって鵜呑みにして戦っていけるのかというと、そんなに甘い世界でもないのがマーケットだ。

 

マーケットは日々変化する。それまで効いていたルールが突然効かなくなる。

 

その時に、実は経験が邪魔をする場合が多い。

 

相場経験5年以内の若造であれば、簡単にルールを捨て、新しいルールに順応できる。

 

これが、20年以上のプレーヤーであれば、捨てることはできない。自分のルールに固執する。自分の成功経験に固執してしまう。

 

相場が歪んでいるのか、それとも前提条件が変わったのか。それを曇りのないグラスで往年のプレーヤーは判断できなくなってしまう。

 

大谷翔平を的確に評価することのできなかった老練な野球評論家が多かったのは、大谷翔平というゲームチェンジャー、まさに前提条件の変化についていけなかったからだ。

 

そりゃそうだろう、投げたら160㎞、うたせたら超特大ホームラン。そんな奴漫画でもなかなかいない。そんな選手は現実に存在しえないと、特に長年野球評論をやってきた人間には思えただろう。

 

別に若ければ何でもいいというわけではない。かといって、経験があればあるだけ信頼できるというわけでもない。

 

必要なのは、前提条件の変化をかぎ分け、自分をチューンアップしていくこと。だが、それは、ある程度の経験を経ると至難の業になる。

 

だからこそ、マーケットと向き合うためには、自分自身が強くならなければならない。自分自身で考えなければならない。

 

そして、自分が環境の変化に順応できなくなってきたなと感じれば、潔く引退すればいい。

 

往年のプレーヤーの考え方、経験を学ぶことは、有益だ。それは必ず自分の血肉となるし、どんどん吸収していくべきだ。

 

だが、そういったプレーヤーに判断を任せるとなると話は別だ。

 

権力であったり、何かしらの教祖(グル)に完全に頼っているうちは、いずれ必ずマーケットから退場させられることだろう。

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