特殊戦指導者の伊藤祐靖さんが、語った言葉で、「ピンボケ状態にすれば、一瞬で全体が見える」という言葉がある。

 

これは、トレードの世界でも言い得て妙だ。

 

例えばチャートを見る時にしても、バリュエーション指標をみる時にしても、ファンダメンタルズシナリオを考える時にしても、一つのことに焦点を当てると、ろくなことがない。

 

チャートで言えば、「日足でwtopがでた!下がるはずだ」という所だけに焦点を合わせてしまって、それ以外のタイムフレームだったり、それまでの流れだったり、重要なレジスタンス・サポートだったり、要人発言だったり、さまざまなことを見逃してトレードをしてしまえば、ほとんどの場合後悔することになる。

 

ある意味、「MAの数値は、ボリンジャーバンドの数値はいくらですか?」や、「wtopは片側の山が何pipsだったらいいのでしょう?」というような疑問も、焦点を絞りすぎといえる。

 

特にテクニカルでトレードする時、状況は瞬時に把握できないといけない。その時に、一々細かい数値にこだわっても仕方がない。

 

「大体いっしょ」というのは、トレードの世界では立派なエントリーやイグジッとの根拠となる。

 

この世界は様々に入り組んでいるので、一つとして完全に同じ状況というのは存在しない。

 

はっきり言えば、まったく同じ形に見えるチャートがあったとしても、その時のファンダメンタルズは勿論違うし、何より”時間”が違う。

 

だが、そのパターンに優位性があると信じるのであれば、その同じ形にはエントリーしなければいけない。

 

トレーダーというのは、ファンダメンタルズにしても、テクニカルにしても、「大体いっしょ」を探して、そこにベットしなければならない生き物だからだ。

 

「過去同じことがあったからといって、未来は同じかどうかは分からない。」

 

それは結構だ。正しいだろう。

 

だが、全ての論理的思考というのは、帰納法と演繹法に分類され、どちらにおいても、理論をつなぐ橋を実態を伴ったものにするのは歴史であり結果である。

 

つまり、過去がなければ未来はないのが論理的思考だ。

 

その因果関係を殊更に否定するのであれば、論理的思考の否定であり、論理的思考の有用性をトレードの世界で否定するのであれば、それは一部の選ばれし第六感的な思考のジャンプ力をもった者だけが勝てる世界ということになり、我々凡人はマーケットに入る意味がなくなる。

 

論理的ではない、思考のジャンプが必要な職業でないのが、このトレードという仕事の素晴らしいところだと言ってもいい。

 

焦点をぼかして、全体感をみながら、大体いっしょに対してベットし、その前提条件が違えば、もしくは結果が違えばすぐに切る。

 

これを繰り返して、トータルで稼げばいい。これがトレーディングだ。

 

特殊部隊のように、一度の過ちが命を左右するような世界ではない。ベットが上手くいかなかったとしても、膨大なポジションの一つがマイナスになるだけだ。

 

トレーディングという仕事に対しても、多少ピンボケな姿勢で臨むと、案外うまくいくだろう。

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