まだ一度もこのブログでは、ハースト指数について話をしていなかったと思うので、今日はこれを取り上げる。

 

所謂、テクニカル分析がFXにおいて有用なのか無用なのかは良く議論されるが、「無用ではない」ということは実は科学的に証明ができる。ここで使われるのが、ハースト指数というものだ。

 

そもそも、テクニカル分析というのは、過去の値動きに対して分析をかけるものである。なので、ランダムウォークのような、過去と、現在の値動きが常に独立しているようなものに対しては、適用できない。適用できたように見えても、それは偶然の産物ということになる。

 

逆に、過去の値動きと現在の値動きに相関性があるのであれば、過去の変動パターンを分析することに意味があるということになる。

 

専門的に、このような相関性が認められる時系列データのことを、「自己相関がある」という。

 

さて、マンデルブロという数学者がいる。彼はフランスの数学者で、フラクタル理論の創始者だ。

 

相場のフラクタル性に関しては昔このブログでも話したが、彼はもう一つ、時系列データがランダムウォークなのか、それとも自己相関をもっているのかを調べる方法として、ハースト指数という指標を計算する方法を考案した。

 

実際に計算する時は、Higuchiの方法、R/S分析、MF-DFAなど種々の方法が存在する。

 

で、ハースト指数は、0,5であれば、ランダムウォーク、つまり自己相関がないことを意味する。

 

ハースト指数が0.5以上であれば、正の自己相関をもつ、つまり、前日まで上昇したものは、当日も上昇する傾向があるということになる。

 

ハースト指数が0.5以下であれば、負の自己相関をもつ、つまり前日まで上昇したものは当日は下落する傾向があるということになる。

 

計算法にどれを使うのかで議論・精度が分かれるところだが、MF-DFA法でドル円の日足の終値を用いて計算した結果、だいたいハースト指数が0.6前後に収まる。

 

つまり、ドル円のレートは正の自己相関を持っているということになる。

 

そして、これは紛れもなく、テクニカル分析が無用ではないということの証明になり、かつドル円相場にはトレンドが意味のあるトレンドが発生するということの証明にもなるわけだ。

 

興味がある人は、自分でアルゴリズムを作って、やってみるといい。

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