昨日Bloombergにこんな記事があった。

引用ここから

 韓国総合株価指数(KOSPI)が過去最高値を更新する中、投資エリートが運用する韓国型ヘッジファンドの利回りが低迷し、投資家の不満を呼んでいる。ヘッジファンドは株式、債券、デリバティブなど多彩な資産に投資し、市況とは関係なく目標収益を追求するファンドで、韓国政府が2011年に既存のプライベートファンドよりも規制を緩和した韓国型ヘッジファンドに販売を認めた。

 資産運用業界によると、年初来4月12日までの韓国型ヘッジファンドの平均利回りは2.84%だった。同じ期間のKOSPIの上昇率(12.8%)にも遠く及ばなかった。証券会社関係者は「数年間KOSPIがボックス圏で動いた学習効果のせいか、ボックス圏の上限から株価が下落すると見込まれる銘柄に空売りを仕掛け、損失を出すヘッジファンドが多い」と指摘した。ヘッジファンドの運用会社80社余りの間でも収益に大きな差が出た。年初来26%の収益を上げたところがあるかと思えば、マイナス23%に低迷したところもあった。

引用ここまで

別に韓国に限ったことではなく、ヘッジファンドの損失・利益の出し方に俺は結構疑問を持っている。

 

そもそも、ヘッジファンドの名前の由来通り、本来はリスクを”ヘッジ”しながら顧客に絶対リターンをもたらしていき、その安定運用のスキルの高さに顧客が大きな成功報酬を支払うというルールのはずだ。

 

ただ、それが時がたつにつれて、ただ自分の報酬のために、リターンだけを追求する集団になり下がっているのではないかと思う。これでは投資銀行の自己売買部門と何ら変わりない。

 

基本的に、勿論高いリターンを上げれるなら越したことはないが、ドローダウンの方は、最高でも運用額に対してマイナス3~5%、つまりこの上の韓国においてもNAVに対してはレバレッジを考慮後で9~15%程度の損失に抑えるべきだと個人的には思っている。その上で目指すは、安定して運用額に対し10~15%、つまりNAVに対し30~45%くらいの収益を出すことを目指すべきではないか。

 

このたった4ヶ月でマイナス23%は、NAV換算だとしても大きすぎるだろう。

 

まぁ、別に顧客がマイナス30%で100%狙いに行ってくれ、みたいなリスク許容度なら別だが、、なんかこういうトレードをしてそれでいい時は大金を稼いで成功報酬をかすめ取るってのは、しっくりこない。

 

そもそも1年だけ莫大なリターンを出したいのであれば、運が良ければ素人でも可能だ。それでいい時は儲けに儲け、ダメな時に致命的に損をして、ハイサイナラ、というような運用者が増えれば、ただでさえ世間の風当たりが強いヘッジファンド業界全体に対して、長い目で見ればマイナス影響しか与えないのではないかと思う。

 

まぁ、ナイーブな考え方だと言われればそれまでだが。まだ業界の中での若手としては、これからの人生もあるし、業界全体で考えていかなければならない懸案だと思う。

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