質問が来たので答えていきたい。

 

引用ここから

月光為替様

いつも楽しく読ませてもらっています。最近の研究内容はまだまだ初心者の私には少し難しいですが個人的には新鮮で、毎回楽しみにしています。

今回は月の平均リターンと利益率について質問があります。

月光為替様のFXにおける月の平均リターンが200〜300pips程度とのことですが、このレベルでリターンを取れる場合年間の利益率はかなりのものになると思います。

例えば20pipsを一回のトレードで許容出来るリスクとし、これを資産の2%とした場合で考えます。
すると、月200pips取れれば月利が10%となり、これを毎月複利で回すと年利で300%以上になります。仮にこれよりもリスクを抑えたとしてもそれなりの数字にはなると思います。

ですが、最近の記事でヘッジファンドの平均的な年間の成績は300%どころか数%であるとありました。

そこで質問ですが、この差はどこで生まれているのでしょうか?

資産の大きさによって20pipsが資産の2%になるような注文がそもそも難しい?など、基本的な考えの抜け落ちがあるかもしれず申し訳ありませんが、この点について解説いただけると嬉しいです。

それでは、失礼します。

引用ここまで

 

なかなか鋭い質問だ。では、しっかりとお答えしたい。

 

まず、為替取引は今現在日本株ファンドに移った関係で、機関投資家としてはほぼ取引していないということを明らかにしておきたい。
その上で、この数字は、過去に俺が為替ファンドにいた時の数字だと考えてくれ。

 

そして、200~300pipsというのは、実をいうと取引コスト控除前で、取引コスト控除後では、100~200pipsがせいぜいだ。(資金が大きかったというのもあるが、マーケットインパクトがそれなりにある)

 

その上で、
>20pipsを一回のトレードで許容できるリスクとし、これを資産の2%とした場合で考えます。

 

資産の2%を許容リスクとしてファンドで設定することは、ほぼ不可能だ。
これは、投資家のリスク許容度に関係してくる。

 

基本的に、ヘッジファンドに投資してくる投資家というのは厳しい方が多い。
例えば、かなり厳しい場合だと、Top to bottomが5%を超えると資金引き揚げ、という場合もある。

 

これはどういうことかというと、一度でも、最高に儲けた時点から5%NAVで下に行った場合、資金を引き揚げるというものだ。

 

レバレッジをかけているのであれば、5%÷レバレッジなので、その厳しさはよく分かってもらえるだろう。

 

なので、大体俺の場合は、1回のトレードで許容できるリスクを、想定運用額(レバレッジ考慮後)の、10bp=0.1%に設定していた。

 

なので、大体コスト控除後で10%~15%程度のリターンになっていたと思ってもらっていい。(Annualで)

 

しかもこれは、俺が当時運用していた額レベルでの話であり、ぽっと出ファンドとちゃんとしたファンド(歴史的にも、社内システム的にも、今いるファンドと比べると前のファンドは雲泥の差であった)では、また話が全然変わってくる。

 

それこそ何百、何千億という単位になってくると、マーケットインパクトが段違いとなってくる。そういう世界での10%というのは、ある意味驚異的な数字なんだ。

 

こういったことが所謂、マーケットの教科書的な理論(アレクサンダーエルダーなどの書籍にあるような、2%を一回で複利で回していくというような理論)と、現実のファンド運用において出てくる差だと考えてくれればと思う。

 

参考になれば幸いだ。

ランキングポチは必ず頼むぞ。読み逃げは厳禁だ。

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村

売買ルールを手に入れたいなら、、、
動画講座はこちら
売買ルールの実践練習に、、、
チャートブックはこちら