この前、ある元ファンドマネージャーで、現在機関投資家のジュニアに向けて投資研修(ファンドマネージャー研修)なるものをしている人と話した。

 

当然、機関投資家のジュニアマネージャーに雇われるわけなので、ある程度の金融知識、実務経験、学習能力の高さは有している者を相手に教えるわけだが、それでもほとんどの場合意味がないのだという。

 

研修では結構自身が過去にやっていたトレードの具体例なども豊富に出し、ワークショップ形式でアイディアを出させ、添削し、研修が終わるころには、「これで勝てるだろう」というレベルにまで上げるらしいのだが、それでも本当に勝っていくようになる人はかなり少量だとか。

 

一番の理由は、結局その研修が終わると、アイディアを出す部分を怠けてしまう人がほとんどだから、そしてポジションを持つと結局冷静に判断ができなくなってしまうから、らしい。

 

つまり、一つのポジションに対するアイディアを絞り出すために、かなりの時間をかけて色々とワークショップでは分析するわけだが、実践ではリスク分散制約から大量のポジション、つまり同じクォリティのアイディアを大量に用意しなければならない。それをほとんどの人はできず、アイディアのクォリティを下げることでしか対応できないようになると。

 

そして、ポジションを持ってしまうと、結局冷静に合理的な判断でエグジットなどが出来なくなってしまうと。(まぁ、これはほとんどの人間が必ず通る壁だろう。俺も何度も苦しんだ)

 

まぁ、そりゃそうなんだよ。アイディアのクォリティを下げるととたんにポジションの持つ優位性は少なくなる。最終的には短時間でぽんぽんとアイディアを出せるようになるんだが、それは最初の1年とかに死ぬ気で調べ、死ぬ気でアイディアを出し続けるから脳がその作業に慣れてくるという話。そこの苦労をさぼってしまっては、必ず劣化したアイディアしか出せない。

 

クォンツでやるにしても、いいモデルを作るまでの最初の実験とアイディアだしは死ぬ程時間がかかる。(通常のファクターモデルだったり、機械学習のモデルだったり、理論だったりはそのツールであって、そこからの応用・適用先を考えていくところに死ぬ程時間と実験がかかるわけだ)

その最初を潜り抜ければ、その後最新の論文を読んだり、パターンを変えての実験などはそこまで苦労するものでもない。

 

結局、どんな一流の投資教育を受けても、ダメな奴はだめ。その一番の分水嶺は、何度も口を酸っぱくして言っているように、どれだけ真摯に、誠実に、最初の2,3年努力を続けていけるかだと思う。

ランキングポチは必ず頼むぞ。読み逃げは厳禁だ。

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村

売買ルールを手に入れたいなら、、、
動画講座はこちら
売買ルールの実践練習に、、、
チャートブックはこちら