さて、質問をいただいたので、答えていきたい。

 

引用ここから

いつも楽しみにブログを読ませていただいています
今回月光為替さんに聞きたいことがあり質問させていただきました。
月光為替さんも株をやられ始めて大分たちますが、月光為替さんの個人的な意見として、初心者が一から必死で頑張って努力したと仮定して、資金力も同じだとして、株とFXはどちらの方が確率的に将来勝てるようになると感じますか?
努力の仕方も変わってくると思うので一概には言えないと思いますが、どちらがより現実的かというような観点でもいいので、お聞かせください。

引用ここまで

 

 
この質問は相当難しい質問だな、、

 

とりあえず必要資金としてハードルが低いのはFXだが、どちらが勝ちやすいか、というのはどちらの分析が自分に肌があっているか、という命題に置き換えられる。

 

結局の所、株とFXでは、トレーダーが分析する対象が、少し違う。それがどちらの方が自分に向いているのか、という話になるので、当然一概には言えない。

 

まず、FXの分析は、基本的には時系列分析になる。通貨ペアの数も少なく、異なる通貨ペア同士でも同じ成分が入っているペアでは非常に相関も高いことは明白であり、あまりクロスセクション分析をしているという話は聞かないし、俺もやってこなかった。

 

なので、FXの場合は、一つの通貨ペアのPriceのタイムシリーズを用いて、どこまで職人技的に分析できるか、が肝となる。

 

クロスセクション分析がない分、単純だが、より流動性が高く、より分析がされているのがFXというマーケットであり、レバレッジを考慮しない場合明らかに株に比べてアルファは少ないと言えるだろう。そして、そのアルファを掴むための努力も一筋縄ではいかない。

 

株の場合は、時系列分析もさることながら、クロスセクション分析というものが入ってくる。つまり、株の例えばPERなどは、それそのものの数字には意味がなく、自分の過去のPERとの比較(時系列分析)や、他の株のPERとの比較(クロスセクション分析)を行うことで、初めて意味が見えてくる。

 

なので、分析手法も多様であり、アイディアも生みやすい。また、流動性が低いので、FXに比べるとアルファの源泉がでたりひっこんだり、まだ掴みやすいマーケットであると言えるだろう。
(ロングバイアスがかかりやすいマーケットでもあるし、そもそもFXとは違ってゼロサムではないので、ボラティリティを考慮せずに、ただ平均リターンを得たいだけならば、FXと比べると明らかに容易ではある)

 

ただ、その分析手法の多様性が、逆に何から手を付けていいか分からず混乱し安いのも事実だし、そもそも分析のためのデータベース構築に相当なハードルがあるのが株のマーケットだろう。

 

なので、まず嗜好として、単純なものが好きな人はFX、複雑なものが好きな人は株の方が良いかもしれない。

 

そして、数学的な思考法が、どちらかというとあまり得意でないなら、FXはやめておいた方がいい。(つまり、文系的な思考がFXマーケットでは、ほとんど意味をなさない)

 

データの取得のしやすさは圧倒的にFX。基本的なヒストリカルプライスのデータは無料でダウンロードできるし、チャートシステムでも簡単に過去にさかのぼることが出来る。

 

株の場合は個人であれば、四季報やQuandlなどを使うのだろうか?ヒストリカルなファクターのデータを取得する方法に俺は詳しくないので(年間1200万出せるのであればFactsetが最高だし、データの前処理はめんどくさいが、東洋経済等から直接データを買っているQuantsも多い。Bloombergはヒストリカルデータはあれだけどまぁ毎日の分析では支障はない。ただ、どれもこれも機関投資家ならまだしも初心者の個人は厳しいと思う)、そこは詳しい人に聞いてほしいが、ハードルがFXより高いことは確かだろう。

 

アルファの大きさ、というかリターンの取りやすさは株の方が大きいだろう。そもそも個人投資家だからこそとれるアルファってのも沢山存在していて、超過リターンは間違いなく株のほうが取りやすい。FXは参加者がある意味皆同じ土俵にたっており(超巨大な運用をしているところは別だが)、流動性も高く、効率性も非常に高い。ただ、いくつか構造的に変化しにくいアルファの源泉もあるので、それらを上手く利用しながら、マーケットに調整していくことで、超過リターンを取ることは可能だ。

 

まぁ、こんなところだろうか。どちらのマーケットも甘くないのは確かだ。ただ、個人的には、まずマーケット分析の基本は時系列分析だと考えているので、より純粋にそれを極めていくことができるFXから入って、株に移っていくのは、比較的すんなりと行けると思う。

 

逆に、株から入ってFXに行くのは、対象が違いすぎて中々すんなりとはいかないと思う。(別にすんなりと入っていける人もいるけども、、)

 

こんな感じだろうか、さすがに明確な答えがないのですこしまとまりのない文章になったが、参考になれば幸いだ。

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