さて、まだ頭が休みモードから完全にはスイッチング出来ていない感があるが、、

 

M.F.M Osborneという学者がいる。簡単のためオズボーンと以下では書いていく。
あなたは彼を知っているだろうか?

 

ほとんどの方が知らないと思う。では、マーケットの価格は対数正規分布に従う(厳密には違うが)つまり収益率が正分布に従うという説は俺のブログを読んでいればもう耳にしたことがあるだろう。

 

オズボーンは、この説を提唱した学者である。(最初の、と書かないのは、これに近い仮説をルイバシェリエという学者がさらに昔に提唱しているからだ。彼の時代のマーケットとオズボーンの時代のマーケットでは、値動きの様相が相当に異なっており、帰結が異なったのはある意味当然でもある。ルイバシェリエ、オズボーン共に非常に優れた天才的学者であることをここでは断っておきたい)

 

今日のブログで彼を取り上げた理由は、彼の研究スタイルが、トレーダー諸氏に少なからずヒントをもたらすのではと考えたからである。

 

彼は、価格が対数正規分布に従うと提唱した最初の学者である。バシェリエは、価格は正分布に従うと最初に提唱した学者であった。

 

バシェリエが研究した当時の国債価格は、値動きの幅があまりなく、動きもゆっくりとしたものであり、価格自体が正規分布に従うと考えても差し障りないデータの分布をしていたという事情があった。

 

だが、これでは長い時間をかければ、理論的には価格がマイナスにもなり得る。

 

そして、1000円が1001円になる確率と、10円が11円になる確率が、直感的に同じであるはずがない。

 

このような演繹的な仮説と、つぶさなデータ分析によって、オズボーンは価格ではなく収益率が正規分布に従うという仮説を打ち立てたわけだ。

 

だが、当然彼はさらに研究を続けている。

 

彼がことさらこだわった研究は、如何なる時にその正規分布に従うという特性が崩れるか、今でいう非効率なマーケットになるか、であった。

 

その結果、彼は価格にある種のリバーサルの関係を見出した。つまり、上がった株か次の瞬間に上がる確率と下がる確率では、下がる確率に偏りがあるということ。

 

これは、彼の打ち出したランダム性の崩壊だった。後に彼はこの特性を考慮した拡張ブラウン運動モデルを打ち出している。

 

このように、自分の最初にたてたモデルを基礎として、それと現実のデータとの相違をつぶさに観察し、そこに仮説を立て、演繹的な考察を加え、更にモデルを改良するというこの一連のプロセスは、トレーダーがまさに歩むべき売買ルールの改良であり、システムの改良の道である。

 

彼の金融市場に関する最初の論文は、Brownian Motion in the Stock Marketという題目である。興味のある方は是非ご一読を。

 

あまり知識面として得るものはないが、そのプロセス、研究の運び方には今なお光るものがあることは確かだ。

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