逆張りは危険です。
なぜ、逆張りが危険なのかといえば、相場の動きに逆らっているから。
例えば、こんなところで逆張りエントリーなんてしたら、一瞬で口座破綻まっしぐらです。
トレンド方向に沿ったトレードです。
じゃあ、逆張りが絶対ダメなのかといえばそういうわけでもありません。
今回はいつもの「あれ」を使って逆張りの事例を紹介します。
こういうケースまで待てば簡単に逆張りエントリーが可能になります。
FXの逆張りをするための3つのコツ
フィボナッチエクスパンションを使った逆張り手法
今回使う「あれ」はフィボナッチエクスパンション。
エクスパンションの用途は主に「波がどこまで伸びるのか」を予測するために使います。
例えば、こんな感じ。
最安値と第二安値を起点に使います。
使う数値は261.8。
このポイントは、世界中の人達からみても意識されやすく、反応することが多いです。
じゃあ、ここから何も何も考えずに売ればいいのか?というと、そんなことはありませんよね。
逆張りで勝率を上げるコツは「右側まで引きつける」こと
ポイントは3つ
- 1時間足のフィボナッチエクスパンション261.8を使う
- 買いの勢いが収まるのを待つ
- サインが出たらエントリー
当然値動きをしっかり観察しながら上がらないことを確認してエントリーしていく必要があります。
逆張りケース1:上昇トレンドからの逆張り
左側が先程の1時間足、右側が5分足です。
1時間足のFE261.8にライン引いています。
この場合、どこからエントリーするのが良さそうでしょうか?
Aの場所はどうでしょうか?
見たままですが、突き抜けてしまっています。
FXを始めたばかりの方がやりがちなのが、この数値を見て決め打ちのエントリー。
では、Bのポイントはどうでしょうか。
FXを独学されている方だと、例えばここに三尊天井のような形ができているのでエントリーできるのでは?と思うかもしれません。
しかし、これも直近の上昇が強いので、危ないですよね。
1時間足を見てもわかるように、まだグイグイ伸びている途中です。
ここ、結果的に少し下がりましたが、その後、上昇しているわけです。
逆張りを狙うならもう少し待って様子を見るんです。
じゃあ、Cならいいのか?
ここは、面白い場面ですよね。
ここに小さなエリオット波動があります。終わったことを確認してエントリーしても良いのでは?
でも、よく見てください。
すぐ下には200MAが上昇してきています。
あえて、傾きのある200MAに向かって売っていく必要はないですよね。
待てば良い。
待っていると200MAまで下がってから横ばいの状態が続きました。
ここまで来るとあるものをイメージすることができます。
それは、エリオット波動。
2つ目の山、少しオーバーシュートしていますが、フィボナッチリトレースメントの61.8で止められていることがわかります。
ということは、こういう波のイメージ湧きませんか?
今の場所が2-3波目の流れになる可能性。
後は、そうなりそうな値動きを確認できたらエントリーができそうですよね。
様子を見ていると、
まずは200MAを割ってきました。再度戻しますが、ここで何度も止められています。
ここにあるのは200MAだけですか?
トレンドラインがありますよね。
3度めの正直。相場は3回上昇をトライしてだめだったら下がっていくことがよくあります。
ここからエントリーすることができます。
超簡単な逆張りのおさらいです。
- 1時間足のフィボナッチエクスパンション261.8を使う
- 買いの勢いが収まるのを待つ
- 反転する形が出たらエントリー
簡単ですよね。
ポイントはしっかり待つということです。
一般的な逆張りはAのポイントのように左の方でエントリーすることが多いですが、このやり方はしっかり右の方まで待ちます。
その理由は、逆張りは相場の流れに逆らっているからです。
しっかり右の方まで待って勢いがなくなり、転換のサインが出てからエントリーすることで安心安全なエントリーができます。
もう一つ事例を見てみましょう。
逆張りケース2:下降トレンドからの逆張り
1時間足の頂点に先ほどと同じようにフィボナッチエクスパンションを当てています。
最高値と第2高値ですね。
先ほどと同じようにFE261.8の付近からのトレード事例となります。
先程と同じようにFE261.8を引いてみました。
さて、ABCどこからエントリーしますか?
このエントリーまでの道程を値動きの説明をしながらできるようになると、トレードがどんどん面白くなっていきます。
「FXで大事なのは値動き。ラインやインジケーターはその補助」
つまり、値動きを日頃から考える習慣が付けば、値動き+インジケーターで高勝率がぐっと近づきます。
まず、Aの部分はどうでしょうか?
1時間足見て下さい。垂直落下していますよ。
落ちてくるナイフを掴むようなものですね。ここは見送ります。
80pipsぐらい上昇しますが、ここでエントリーしておけば良かったと後悔する必要はありません。
ここで思わなければ行けないのは、「あれっ?やっぱりFE261.8が意識されている?」ということです。
その後見てみましょう
Bのポイント安値を少し割ったようですが止まった様に見えます。
買いますか?
いえ、ここで買ってはいけません。
なぜかというと、直近の80pips近い上昇を全部否定していますよね。
ここから仮に上昇したとしても再度売りが入ってくる可能性は高いです。
実際ここで下がっていますね。
当時僕はここで売っています。
じゃあ、どこで買うか。
正解はCですね。
Cの部分もどこで買いますか?
トレンドラインがここに引けますよね。
下げ止まったのを確認して戻しから買っていきます。ちょうど、FE261.8に再度乗ってきたような形になりましたね。
ここ、1つ目のケースと同じ様に200MAがありますが、どうでしょうか。
200MA横ばいになってきていますよね。
横ばいの200MAは傾いている時に比べ、抜けやすくなります。
先程のポイントを再度振り返ってみましょう。しっかり合致していますね。
- 1時間足のフィボナッチエクスパンション261.8を使う
- 買いの勢いが収まるのを待つ
- 反転する形が出たらエントリー
安易な逆張りは身を滅ぼす。コツを掴むまで練習逆張りは僕も過去に何度も失敗しています。
安易な逆張りは、いずれ身を滅ぼします。
今回の紹介事例のように、しっかりと伸び切った先で抜けないとを確認してからトレードできるように練習していきましょう。