今回はFXで手堅く勝つには1つの通貨で勝負したほうがよいというテーマでお話しします。
世間一般では、3つや5つといった複数の通貨ペアを監視することをお薦めされるのですがその違いについて迫ります。
FXを学習するなら1通貨がおすすめ
あなたは今トレードでいくつの通貨ペアを監視していますか?
私は、冒頭でもありましたが1通貨だけになります。
えっ?それってチャンス少なくならないですか?と思う方もいるかも知れません。
実際はそんなことはなく、私の場合で月に大体15回ぐらいはトレードを行っています。
なので、1通貨だからといってエントリー回数が少ないというわけではないんです。
では、なぜトレード学習には1通貨が良いのでしょうか。
その理由は、「相場観が養いやすいから」。
とてもシンプルですがこれがものすごく強力な理由になります。
各通貨ペアにはそれぞれ特徴があります。
逆を言うと、各通貨ペアにはそれぞれの特徴があるので、バラバラに見ていると相場観が養いにくいと言えます。
この通貨ペアでは、この手法が効くけど、この通貨ペアでは効きにくい、そんな事が発生する場合もあります。
なので、勝てる手法を使って1つの通貨ペアを徹底的に学習することが、FXで勝てるようになるための一番の近道なのです。
先述の通り私はポンド円を使用しています。
理由はテクニカルが効きやすいため手法との相性が良いからですね。
私は以前は複数通貨を見てトレードをしていた。
と、ここまでは1通貨がおすすめな理由をお話させていただいたのですが、じゃあ私が最初からそうだったかというと実は違います。
以前は約10通貨ペアのチャートを表示していました。
ストレート通貨の方が読みやすいと言われれば、ドル円、ユーロドル、ポンドドル、ドルカナダなどを見たり、クロス円の方が伸びやすいと言われれば、ポン円、ユーロ円などを監視したりした時期もありました。
これを見られている方は調べる必要はないのですが、通貨ペアの強弱が可視化されるMatafなんてものを見たりしていたこともありました。
で、どうだったかというと、前半でお話したように、通貨ペアによって微妙にラインの効きが違ったりします。
特に何が苦労したかというと、相場分析ですね。
毎日3通貨や4通貨の相場分析をするのですが、全部を覚えていることなどできず、過去のチャートがどうだったかなども頭の中がぐちゃぐちゃになってしまうのです。
こうなってしまうと、相場分析をしてもこの通貨ペアの過去はどうだったかを思い出すこともできなくなってしまいました。
過去チャートの検証も、今日はユーロ円、今日はドル円とバラバラに行っていたので、通貨ペアの特性もごっちゃになっていました。
今はポンド円1通貨
ネットでは、よくポンド円は殺人通貨とか言われて、素人が手を出す通貨じゃないと言われるわけです。
しかし、ポンド円のチャートだけを監視し、ポンド円の過去チャートの値動きだけを検証していると、確かに値動きの激しいときもあるのですが、テクニカルが随分効きやすいチャートであることに気づきます。
勝てる手法を使うことでエントリーポイントをギリギリまで絞るので、変なところで手を出す回数が少なくなるので、負けにくくなりました。
他にも気づきがありまして、それは、1つの通貨ペアだけを見たおかげで、パターンの予測がつきやすくなるというものです。
何度も何度も同じ通貨だけで学習を行うことで、以前だったら入っていいのか戸惑う場面でも、以前もこういう形があったという経験則からエントリーチャンスが増えてきました。
ポンド円しか見ていないので、4時間足の過去チャートがどんな形だったか実は絵を書くこともできます。
それぐらいガン見していると、今までとは全く違った世界になります。