FXでリアルトレードする前には準備が必須。
基礎練習、応用練習、そして模擬テストも兼ねた「資金2倍トレーニング」。
デモトレード、そしてリアルトレードで資金を2倍にしてからようやく本番。
最近あった相談で、
「資金2倍トレーニングが中々達成できなくて悩んでるんです。」
「悩むところ、そこじゃないです!それって勉強の仕方間違ってませんか?」
今日は、FXで実際の現金を賭けてトレードするまでの準備と目的について考えてみます。
FXをこれから始める人も、このトレーニング中で悩んでいる人も是非参考になるので見てください。
FXはリアルトレードの前に準備が必須。
FXは90%以上の人が退場するのが当たり前の世界
FXを始める目的は「お金を稼ぎたい」ですよね。
会社で働く日常から開放されたい、とか、高い買い物がしたいとか、老後の生活を安定させたいとか。
動機は様々ですが、みんな目的は、「お金を稼ぎたい」。
ところが、ご存知のようにFXでは90%以上の人たちが退場していきます。
僕自身も10年ほど前一度退場しています。当時は「自分だけは違う」と思っていましたが、そんなことは1mmもありませんでした。とんだ勘違い野郎。お疲れ様。
だから、FXで稼ぎたいならこの10%弱に入るべく、練習をしないといけない。
だけど、FX学習者はこんな間違いを良くします。
手法や先生を見つけただけではFXは勝てません
「勝てる手法を教えてもらったからFXで稼げますよね?」
勝てる手法をゲットした、FXを教えてくれる先生を見つけた。
これは勝ち組になるために大事な第一歩。
でも、これは入り口に立っただけで、もちろんこれだけでは勝てるようにはなりません。
当然必要なのが「練習」。
こんなこと、当たり前。ところが意外と出来ていない人が多い。
お金を払って手に入れたんだからという満足感や、教えてくれる先生を見つけたから勝てるまで教えてもらえるという受け身的な甘え。
かつての自分もそうだったのですが、練習や勉強!と口では言っていても何故かFXになるとおざなりになっていることがよくあります。
理由の1つは目の前の欲が先行してしまうからですね。
なのでこの動画では別の事例を交えて話します。これ聞くと、あっ、確かに。と思っていただけるかと思います。
FXでリアルトレード前に行う準備は受験勉強に例えるとしっくりくる
その事例は、「受験勉強」。
受験勉強をしていない方は、期末試験でも良いです。
僕と一緒に受験勉強時代を思い出してみましょう。FXの学習に大事なことたくさんあります。
FXと受験勉強の類似点は学習の過程から本番までの準備
受験勉強の時に参考書を買ったり、塾に通う事を決めだけでは、大学に合格出来ないですよね?
僕は、20年ほど前、高校3年生のとき塾に行っていましたが、授業時間以外はずっと自習スペースにこもって勉強をしていました。
みなさんも、家や学校、塾などで勉強しましたよね。
受験勉強で何をしていたかと言うと、次の通り。
英単語や漢字を覚えるための単語帳を何度も繰り返す(インジケーターやラインなどの手法の使い方)
僕は化学が好きだったので、元素記号なんかは比較的スグに覚えることが出来ましたが、古文は全然一向に覚えられないので「マドンナ古文」って漫画付きので一生懸命覚えてました。
1周目が終わったら、2周目、3周目。単語を覚えてもテストは解けないので、熟語として組み合わせたり、文章として音読してみたり。
それから。
ひらすら練習問題を解きまくる(基本パターン、複合パターン、わからないケース)
僕は殆どの時間は、ひたすら問題集を解きまくってました。
基礎問題、応用問題、後半は志望校の過去問題なんかも。
基礎問題が解けないと応用問題が解けないですよね。あれって、基礎問題が複合的に重なったりしているので。
答え合わせをしてみれば、あーなるほどということもあれば、最初は答えを見てもさっぱりわからないこともよくありました。
難しい問題は、クラスメイトと一緒に黒板を前にして問題を解いたり。
どうしても解けない問題は先生に教えてもらったり。
だって、わからない問題を、わからないままにしていてテストに出たら合格出来ませんからね!
一生懸命頑張っても、3日後には、解き方を忘れている。
1冊終わってやり直してみると、結構出来ていない箇所がたくさんある。
またやり直し。
単語を忘れていたり、基礎的な事を忘れていたりもするので、併せて復習。
定期的に何をやりましたか?
模擬試験
ですよね。
何で模擬試験やるんですか?
基礎的な学習や応用学習を通して出来るようになったことを、実際に出来るか確認するためですよね。
今まで解いた問題と同じような問題から、見たこともないような問題まで本番さながらに練習。
FXにおけるリアルトレード前に必須の模擬試験「資金2倍トレーニング」
これら一連の流れは、まさにFXでも同じことが言えます。
単語を覚えるのと同じ様に、手法で使う各インジケーターなどの使い方を勉強する。
例えば勉強会ならフィボナッチリトレースメントとか。
インジケーター一つとっても、いつも同じ様に使うわけではないですよね。
当てる場所に寄って意味合いが変わっていく。
基礎問題がわかりやすい相場だったら、応用問題はちょっとむずかしい相場。
受験勉強と違うのは、わからない相場は別に解けなくてもいいということ。
わからない相場は、わからないから手を出さない。分かる相場だけに手を出す。
みんなはトレードできるのに、自分はエントリーできないのであれば、その相場の理解が出来ていないということ。
同じ手法で勉強している仲間に相談すればいいですよね。
ャートで何度もそのパターンを練習してみて、自信がある。
もし、逆行してもこうやって損切りすればいい、ということもわかった。
リアルタイムチャートでも実際にエントリーできて、結果も出ることがわかった。
じゃあ、何をしますか?
模擬試験=資金2倍トレーニング
ですよね。これまでも僕は度々資金2倍トレーニングは仮免許と話してきましたが、受験勉強で言えば模擬試験がこれに該当します。
FXは実際にお金を扱うので、入念な準備が必要。
だから、まずはデモで資金2倍トレーニング。
模擬試験だって、1回目やってみたらD判定とかありますよね。
それって、与えられた教科書に問題がありますか?
違いますよね。自分の学習の仕方や学習量そのものに問題がありますよね。
新しい参考書を買ったって、意味がないこと皆さん知っていますよね。
自分にあった参考書を選んでそれを何周も何周もやって覚えていきますよね。それはFXも同じです。
勉強会の参加者の方と話すとこんな相談をされます。
「1年近く勉強しているのに資金2倍が中々達成できません。これって何が問題でしょうか。」って。
資金2倍が出来ない実力の人は才能ではなく学習状況を疑う
受験勉強の下りを見ればもう、わかりますよね。
- 単語を覚えていない(手法の使い方を覚えていない)
- 基礎問題が解けていない(手法に合致したわかりやすいパターンがわかっていない)
- 応用問題が解けていない(わからないチャートに無理やり手を出している)
のいずれかですよね。
これは自分の経験からもわかりますが以下のいずれかが不十分な可能性があります。
- 基本パターンを過去チャートで何度も練習していない。
(まずは、トレンド中の押し目だけとかテーマを決めて練習するとやりやすい。勉強会なら上昇トレンド中の押し目で小さなエリオット波動が出たらどうやってエントリーするかとか。) - 基本パターンをリアルチャートでエントリーする練習をしていない。
(エントリーする時に、自分がどのパターンでエントリーしているのか) - わからないチャートを過去チャートで実際に見送る練習をしていない
- わからないチャートをリアルチャートで見送る練習をしていない
これらは、自分自身を始め、勉強会の先輩たちと話している中でメモしていたものです。
そして、何より大事なこと。
FXでいちばん大事なことは「諦めずに続けること」
それは、「諦めずに続けること」
最近勉強会の先輩と話す機会が多いのですが、その中でデモトレードを1年半されている方がいました。
その方は、今では専業でご活躍。
勝てる手法の中でも自分の得意パターンを見つけて磨き、利食い損切りについても徹底的に本番を想定した練習をされていたそうです。
資金2倍はその過程だったということです。
この話を聞いたら、自分がやろうとしている資金2倍トレーニングって、なんでもいいからとにかく2倍にするということだけに目が行っていないですか?
資金2倍トレーニングもまた、本番で通用する自分のトレードスタイルを試す場所ということですね。
ピンとくるものがあれば幸いです。