今回のテーマは、相場が思った方向と違い反転したときに何を考えるかという話。
こんな相場がありました。これは5分足。
買いの勢いが強く上昇トレンドです。直近のこの上昇でも100pips以上あります。
FXでエントリーパターンに合致しているのに反転してしまう?
こういう時、どんな風になったらエントリーしますか?また、買いですか?売りですか?
直近の上昇を見ていると勢いもありそうなので、すぐに売りというのはなさそうかなと思うわけです。
じゃあ、買いかなと思うわけですが、
勉強会の動画をよく見ている人なら、真っ先にあれが思いつきますよね。
例えば移動平均線200MAを使った上昇。
200MAがしっかり傾いているときは、こういったところで何度も下げ止まるようなら買っていけそうです。
あるいは、
例えば、フィボナッチリトレースメントの38.2付近まで落ちてから
こういうときに200MAに再度乗っかってきたりするのをよく見かけますね。
他にも、波の頂点に当てて、どこまで下がるかを予測するフィボナッチエクスパンション
この161.8付近というのは売り手が利確しやすい場所で、買い手も参加しやすい場所です。
直近の波に当ててみると、なんと、先程引いたFR38.2付近ですね。
こういった根拠が集まると買いやすいわけです。
動画をよく見ている人だと、ここに更に小さなエリオット波動があれば買いやすいんじゃ?とかありますよね。
これらは押し目買いを狙ったエントリー。
こうやって、どうなったらエントリーするかを事前に考えることは、実際に相場が動いた時に自分を律するルールにもなります。
つまり、そういう値動きやパターンをするならトレードすればいいし、そうでなければ見送ればいいわけです。
じゃあ、この相場どうなったか?
こうなりました。急落しました。
先程、色々考えたエントリーのイメージ、いずれも外れてしまいました。
小さなエリオット波動なども、なんだかあるような無いようないびつな感じから急落していきました。
じゃあ、ここから慌てて売りますか?急落だから何も考えずに売ってもいいのか?
あるいは、実は売れる根拠があったのか?
相場が予測と違う動きをするのはなぜか?そんなときはどうするか、今回は考えてみたいと思います。
FX学習をしているとよくある相場が反転するケース
勉強会にはケーススタディという学習方法があります。
これは5分足でチャートパターンやエントリーポイントを探し、それが、上位足でもエントリーする根拠に正しいかを確認していく方法になります。
上位足を含めて、エントリーのパターンをどんどんどん繰り返し学習すると、相場でも同じようなケースが出てくることに気づけます。
するとシナリオを立てているときにも、過去のパターンに近い動きをしている時、シナリオが立てやすくなります。
過去の動画でも触れているので是非見てみてください。
これ通常は、5分足でエントリーできそうなポイントを探すのですが、学習になれてくると、
あれっ?
という場面によく遭遇します。
それは、
いつもだと、エントリーを考えるポイントなのに、逆行している!というケースです。
冒頭のチャートがまさにそうですね。
直近の相場は上昇の勢いが強く、ここは押し目から買っても良さそうな場面だったにもかかわらず、急落しています。
売れる根拠を探してみるために、チャートを縮小してみました。
ここに、どこまで上昇するのかを予測するFEを当ててみるとたしかに、161.8があります。
しかし、ここ波が沢山ありますよね。ここで必ず反転すると言うには、あまりにも根拠が乏しいです。
なんか頂点のあたりは三尊天井の様になっているようにも見えますが、これも5分足レベルだとエントリーする根拠には不十分過ぎます。
じゃあ、結局この相場は何だったのか?と考えるわけです。
その答えは、上位足に隠れている可能性が高いわけです。
では、こちらが1時間足。
事前にFEを直近の波に当てておきました。
どうでしょうか。相場は上昇後、上下にもみ合っているように見えます。
波の流れを引いてみるとこんな感じ。
あれっ?これってもしかしてと、気づいた人もいるのではないでしょうか?
3度めの正直というものですね。相場は、3という数字が好きで、3回試してダメだったら反対へ行くことがあるというものです。
それに直近の上昇の波に引いたエクスパンションも既に261.8を抜けて伸びた先の方にあることが分かります。
「売ってもいいのかな?」
とはいえ、直近は上昇の動きをしているので、ここで売れるかというと、売りづらい。こんな伸びているところからいきなりは売りづらいですよね。
なので、例えば、5分足で何度も止められて明らかに高値圏で上がれませんよということがわかってからちょっと売るとか。
この場合は、逆張りなので、売りを伸ばしたりはしません。ちょっととる。
買いは、どうかというと、この付近でちょっと下げたから買うかというと、微妙ですね。
なぜなら、既に2回も止められた高値付近にいるから。
なので、冒頭の買いのイメージは、買っても、直近高値付近で利確する必要があったと言えます。抜けるかどうかはわかりませんから。
もしくは、
例えば、1時間足でもはっきり抜けたことがわかってからその戻しで買うとか。
どうでしょうか。
5分足だけ見ていては見えない事が1時間足を見ることでわかってきましたね。
では、最後に4時間足も見てみましょう。
4時間足は、強い上昇後にもみ合っている事が分かります。直近の下降の起点も抜けてきました。
ここにもいつもの波のカウントをすることが出来ますね。
エリオット波動。今いる場所は3波目となります。
012にエクスパンションを当てるとFE161.8ははるか上の方にあります。
3波の上昇の波にFRを当ててみると、ピッタリ38.2で止めらていることも分かります。
ということは、まだ買いが優位ということです。未来のことはわかりませんが、4時間足の流れを見ると、基本的には下がったら買っていきたい場面です。
だんだん見えてきましたね。
つまり、この相場、全体では上昇が強い中で、もみ合いが始まっていたということになります。
エントリーポイントが反転する理由を環境認識をしてから考えてみる
環境認識を整理してみます。
4時間足は、エリオット波動上昇3波のもみ合いです。3波継続か、この後4波の下降になるかはわかりません。
全体的に買いの勢いも強いので、買っていきたい場面です。
1時間足は、もみ合いでした。レンジと言えるかというとまだわかりませんが、3回目の高値圏です。
直近は上昇の勢いも強いです。
つまりトレード計画としては、目線は買いとなります。
売りは天井圏だからといって気軽に売れるかというと、直近の上昇の勢いからも売りづらいです。売るなら誰でもわかるような陰線が1時間足で出てから
とか、5分足でも何度も止められて上がれない事を確認してからとなります。
FXの学習を始めたばかりの場合は、目線は一つに固定したほうがいいので、買いだけを考えるなどが良いです。
では、実際の相場、その後を見てみましょう。
先程見たのはこの場面でした。相場は、上昇をすることなく急落しました。
天井圏からは、もみ合いもほとんどなく売ることはやはり難しいですね。
この場面、ここはノートレードとなります。
相場がシナリオと異なる場合は、エントリーポイントまで「待つ」
えっ?じゃあ、どこもトレードできないのか?というとそうではないですよね。
直近は急落しています。1時間足で見てもはっきりわかる下降が出ました。であれば、戻りから売っていけばいいですよね。
このあたりは、先程上位足で見た、安値圏ですが、直近のこの下降が強いことからもまずは戻りを売っていけます。
どこでエントリーしますか?
200MA付近は、この下げのない上昇があるのでちょっと売りづらいですよね。
他にはありますか?戻しといえば、いつものやつです。フィボナッチリトレースメント
38.2付近まで戻したら売りたいです。
他には何があるでしょうか。
フィボナッチエクスパンションですね。FE161.8ぐらいまで戻したら売りたいです。
他にも冒頭にありましたよね
エリオット波動。上昇の5波が終わってからなら売りやすそうです。
更に更に、トレンドライン。少し抜けましたが、しっかり戻されました。
ということは、売れますね。
陰線で上がらないことを確認してからエントリー。利確はどこまでですか?
当然上位足の安値付近なので、抜け前提では売りません。安値の手前で利確。40pips。
上位足からの学習だと見落としてしまう反転のケースを練習する
普段は上位足から解説することが多いですが、普段の学習では、この様に5分足からチャートパターンや、思った値動きをしないときはなぜか?
という練習もしています。
FXで勝てるようになるためには、こういった日頃から習慣づけて学習することが重要です。
最初は難しく見えるかもしれないですが、慣れれば30分もかかりません。
1日30分、1年も学習すれば僕もそうですが相場で負けることはグッと減ります。
継続して学習していきましょう。