〇〇のエントリーを避けるだけで勝率が飛躍的に向上することを知っていますか?

今日は順張りの場合でも〇〇なポイントからはトレードしないほうがいいという解説になります。

例えば以下のようなポイントですね。

これは5分足ですがもみ合い後、下降がずっと続いていますね。
このあたりも勢いよく下がっていますが、売りますか?

実はここで売るとその後、こうなってしまいます。

なぜだかわかりますか?

ここにフィボナッチエクスパンションを当てると、、、なんと、261.8があります。

こんなところで下がっているから、売り!とやると、高確率で反発したり、もみ合いに巻き込まれてしまいます。

では私は、ここをどうしたかというと、ここで売っています。

さっきと何が違うのでしょうか?

今回は、この2つのポイントを比較しながら、このポイントで売っては駄目だった理由をお話したいと思います。

インジケーターの数値だけを見てしまいがちですが、値動きにこそ是非注目してみてください

順張りでも伸びた先ではトレードしない

FXトレードは、順張りだとしても「伸びた先では余計なことをしない」事が基本です。

先程の相場もそうですが、例えばFE261.8やFE161.8というのは上の方から売っていた人たちが決済をしたり、反対に、それを狙って買い手が入ってきたりする場所です。

ですから、ここまで下げたところから、まだ下がりそうだから売るのは、これらの事を全く考慮していないということになります。

FE161.8,261.8のラインを見てください。

明確に止められていますよね。

誰が見てもわかりやすいポイントは世界中の人たちが注目しているので必然的に反応することが多いわけです。

ですから、ここもそうですが、下降の勢いが強いからといって、こういうところではちょっと戻したからと言ってすぐに売るのは控えたほうが良いです。

「伸びた先では余計なことをしない」

というのは、何もFEだけではないですね。

FRやトレンドライン、200MAなども同様に該当します。

つまり「〇〇なポイントからはトレードしないほうがいい」というのは、これら「誰が見ても反転しそうなポイントではトレードしないほうがいい」と言うことです。

FXでは反転ポイントはしっかり様子を見る

じゃあ、順張りなのに、このポイントに来たら何もしないのか!?というと、そうではないですね。

こういうポイントだからこそ、上位時間足の環境や、直近の値動きを「注意深く観察」してチャンスを待つ事が必要になります。

冒頭で話した「誰が見ても反転しそうなポイントからはトレードしないほうがいい」というのは、

「誰が見ても反転しそうなポイントではすぐに入らずに様子を見てから上位足のシナリオに沿ってトレードする」がより正しい表現になります。

先程の場面も上位足では売り目線です。

なので、この261.8があるから、売れません、ではなく、ここからは値動きを見ながらこういう風になったら売っていこうというシナリオが必要になります。

フィボナッチエクスパンション261.8からの順張りシナリオとエントリー

では先程の順張りトレードですがチャートを実際に見ていきたいと思います。

まずは4時間足です。

小さくしていますが、上昇後の押し目部分でした。最後に上昇を全部戻しており、エリオット波動5波が完了したところに見えます。

上昇エリオット5波が完了した後は、そのまますぐに下降5波が始まることもありますが、大抵は一度もみ合いをはさみます。

実際、上も下も何度も止められておりレンジの動きをしています。

私は、何度も止められている部分にラインを引いていました。上側はどうかというと、この下降の戻し61.8を超えられずに何度も止められていることがわかります。

ここも、何度も止められているポイントをうわ抜けましたが、やはり61.8で止められました。

直近は上昇後の下降の勢いが強く何度も反応してきた200MAも割ってきています。

レンジ戦略はレンジの真ん中では何もしないのが基本ですが、しっかり抜けてきており、下限域まで狙っていけそうです。

続いて1時間足

この下降ですが上昇に比べると半分ぐらいの時間で下降してきていることがわかります。

直近の上昇も100%戻され、上昇の節目となるFR61.8からも上昇することができず、むしろ割ってきていることがわかります。

ここにTLも引けますが、同様に割ってきていますね。

つまり、買いの勢いは削がれており、売り手が優位な場面となります。

目線は売りで決まりました。じゃあどうなったら売っていけるかを5分足を見ていきます。

下降が継続的に続いていることがわかります。

「伸びた先では余計なことをしない」のが基本ですが、じゃあ、今どれぐらい伸びているのかを測ってみます。

使うのはもちろんFEですね。

ここが冒頭で紹介した通り、261.8となります。

ここまで4時間足、1時間と見てきましたとおり、売りたいわけです。しかし見てわかるように5分足では、伸びた先に来ています。

ここで考えることは2つです。

  • 1つは戻してから売る
  • もう1つは抜けてからその戻しで売る

おすすめしないのは、抜ける「だろう」でこういった小さな戻しから売らない。

では戻しから売る場合はどうするかというと、例えば、この下降のFR38.2を何度トライしても抜けない場合。

横軸を使って時間をかけても上がっていけないということは、売り手の勢いが依然強いわけですから例えば、徐々に1段下げたり、安値を割ってきたりしたら戻りを狙っていきたいです。

あるいは、戻しの勢いが強いなら、下降の起点付近迄待ってからとか。

ここにエリオット5波のような波を作ってきてくれたら売りやすくなります。ちょうどFE161.8もありますね。

実際のチャートで値動きを見ていきます。

FE261.8で止められて上昇後、再度戻りで抜けようとしますが抜けません。

その後は横ばいが続きます。このあたりはなにかするところではないです。様子を見る場面です。

様子を見ていると、このあたりで少しですが割ってきました。FR38.2と200MAに押し出されるような形で下げていますね。これが売っていくための「証拠」です。

この「証拠」を元に、戻しから売っていきたいのですがV字で戻してきました。ここであれっ?買いがまだいるの?と思います。

なのでもう少し様子を見ます。上がらないことを確認して、こちらから売っていけます。

私は、こちらの抜けを「証拠」と捉えたので、その戻しで入っていきました。

ここもV字で戻してきていたので気になったので陰線一本確認して入りました。

ここは、200MAだけでなく、TLもあり、ツールも色々重なって売りやすいポイントでした。

利確はこの波に当てたFE161.8ぐらいが狙いやすそうです。私は用事もあったので、手前で利確しました。

まとめ

今回は、「〇〇なポイントからはトレードしないほうがいい」をテーマにお話しました。

FE261.8をメインで取り扱いましたが、それ以外にも買い手や利確が入りやすいポイントというのはあります。

動画を通してお伝えしたかったことは、決してこういった場面でトレードしてはいけないということではありません。

そのポイントでは、すぐに何かをするのではなく、様子をまずは見てからトレードをするということです。

上位時間足での目線、そして直近の値動きをしっかり見てトレードをしてみてくださいね。

あと、こういったポイントに逆張りで入ることもありますが、環境認識があってこその逆張りです。なんでも反転だろうを期待して逆張りトレードは危険なので気をつけてくださいね。