- 損切貧乏でコツコツ負ける!
- 損切りがうまくできない
今回はこんな方に向けたお話です。
これは私自身もち実践していたやり方ですので、参考になるかと思います。
もしかしたら、えっ?ほんと?私の勉強の仕方間違っていたかも、という方もいらっしゃるかもしれません。ぜひご覧ください。
FXの損切りってどんなときにするの?
FX学習中のみなさんにとって、エントリーする時ってどんな風にされていますか?
- 事前にシナリオを立てる
- 立てたシナリオに合致するポイントまで待つ
- エントリーポイントに来たら利確と損切りを決める
- エントリー
こんな感じでしょうか。
で、この利確と損切りを決めるというポイントなのですが、皆さんどのようにされていますでしょうか。
- 「直近の高値すぐに設定しています」
- 「リスクリワードが1:2になるように設定しています。」
- 「イメージしている動きと違ったらすぐに損切りします」
こういった事をされている方はいないでしょうか。
私が過去にトレードしていた頃は、リスクリワードを考えて毎回設定していました。
しかし、今は直近高値辺りに損切りを置くようにしています。
特に変じゃ、なさそうですよね?
ところがです。これ、FX学習者にとっては必ずしも正しいものではないということが最近わかりました。
どこが正しくないかわかりますか?
損切は学習初心者にはそもそも不要
そもそも、損切りを設定する必要があると考えること自体が正しくないのです。
何を言っているんだと思うかもしれません。
私も色々な教材を手にとってきたので、損切り自体はどうでもいいという考えは最初全く理解できませんでした。
しかし、これで良いのです。
なぜなら、FX学習者がまず練習しなければ行けないのは、損切りや利確と言ったトレードの勝ち負けではなく、トレードルールを守ることと、ポジション保有中の値動きを観察することです。
利確と損切りを意識してしまった瞬間に、あなたはこのトレードの勝敗に執着してしまっています。
私自身、このことに気づくまでに結構な時間がかかってしまいました。
以前から、おかしいなと思っていたのです。
しかし、これ自体は別に問題がなかったのです。
エントリーがルール通りにできるようになり、値動きの観察がしっかりできるようになってきてから、損切位置は考えれば良いんです。
- 「損切云々の前に、エントリーポイントについて問題はありませんか?」
- 「それぞれ学習の段階が違います。初心者はまず基本のエントリーの学習が必要です。儲けるための学習ではありません。」
- 「だから、損切位置は1時間の安値の下でもいいし、引かなくてもいいぐらいです。デモですし。」
FXの学習は、勝ち負けや利確、損切、リスクリワードを考えることからではありません。
エントリーポイントがルール通りにできるようになる練習と、エントリー後の値動きを観察することが重要です。
最近損切りしたトレード
最後に、最近私が行った損切トレードを参考までに共有します。
トレードを行ったのはここで、高値圏からの売りを狙ったトレードですね。
4時間足から見ていきます。
下降エリオット5波目が完了したかという場面です。
安値を切り下げたが200MAまで戻ってきましたね。200MAは横ばいになり始めて揉み合っていきそうな動きです。
現在の場所は下降TLに位置していますね。ここを抜けていくまでは売り目線で考えます。
続いて1時間足です。
エリオットは下降5波を完了させたようです。
直近の上昇はほとんど押し目らしい押し目も作らず上昇しています。このポイントは4時間足でも見た下降TLと
直近の下降のFR61.8に到達しようとしていますね。
1時間足を見ると上昇の勢いがありそうなので、買いの勢いが弱まるか、陰線がグッと出るようなら売りを狙っていきたい場面です。
そして5分足です。
5分足は上昇トレンドでした。すでに上昇の到達ポイントの目安FE261.8には到達しており、買いの勢いも緩やかになってきました。
エリオット波動は下から数えると、ちょうど3波目ですね。
このポイントで上げ止まるようであれば4波目を作ることができそうです。
そして、ここの多いポイントです。大きく陰線をつけてきました。
200MA付近に回帰するような動きを見せますが、ここで小さなエリオット波動をつけています。5波目上がれない所でエントリー。
利確目安は20pipsでも良かったのですが、別の根拠で少し下の方にしていました。
損切は直近高値ですね。
ルール通りのエントリー位置を探すこと、値動きを観察することが学習の目的なので、損切はもっと上の一時間足の高値でも良かったぐらいです。
相場は、その後どうなったかというと、期待通り下がりましたが、利確ポイント手前ぐらいで急上昇しました。
ここで考えることは、「あー逆行した!損切だ!また負けた!」じゃないですね。なぜそうなったかを考える必要があります。
– エリオット波動4波を狙ったけど実際にはならなかった。
– 1時間足では押し目買いが入ってきやすいポイントでもあるんだから利を伸ばそうするべきではなかった。
その後の値動きも注目です。
急騰したのに全部戻されてきた。ということは、ここでようやく売り手が入ってきた。
エリオット波動はこちらが4波ですね。ということは戻ってきた所、つまり5波完了のタイミングから売れば確実なトレードができましたね。
勉強会のメンバーも多くの方が入っていました。
FXで損切が悩んでいない方や損切貧乏になっている方は、そもそも学習の段階が間違っていないかを確認してみてください。
FXの学習には勝ち負けや損切、利確よりももっと重要なエントリーポイントを検証するという練習が必要です。