今日はFX相場の転換ポイント付近で、どうやって相場を見ていくかという点について考えていきます。
ポイントは3つ
- 目線は固定
- 上昇しているなら買い
- 伸びた先では少し取る
こちら下のチャートをご覧ください。直近の急落から反転後もみ合い始めてきました。
このポイント、上から見れば下降の戻しで入って行けそうですが、直近の上昇も気になりますよね。
では、プロの専業トレーダーはどの様に考えているでしょうか。そして、私は実際にどんなトレードをしたでしょうか。
動画を見終わると、相場転換ポイントでどの様に相場を見たらよいか、プロの目線を知ることができ、
そして、学習中のあなたの今までの見方に変化を与えてくれるはずです。
あと、私が一番勉強になった動画も併せてご紹介します。これは本当に勉強になりますよ。
FX相場転換のポイントで注意することは直近の値動き
先程の相場ですが、今回見ていくポイントはこの付近です。
この場面、皆さんはどの様に見ていましたか?
こちらが、4時間足です。
そして、こちらが1時間足です。
状況だけおさらいしておきます。
4時間足からですが直近は上昇後、もみ合い、そして下降してきました。
予め、戻り候補の予測として使えるフィボナッチリトレースメントを引いていますが、
高値から引いたリトレースメントの38.2付近を超えてきています。
この波に対して引いたリトレースメントも超えてきていますね。
値動きの方ですが、矢印のような流れで下降してきています。
今は、エリオット波動で言うところの4波目となります。
そして、こちらは1時間足
安値付近で反転してから高値と安値を切り替えながら上昇していることがわかりますね。
やってはいけないシナリオの立て方
さてこの相場を見た時にどういったシナリオを立てていきますでしょうか。
ぱっと見るといくつか立てることができそうです。
この辺りで、そろそろ反転しそうと待ち構えて売りますか?
はたまた、直近の上昇の勢いに乗って買っていきますか?
それとも、段々売りも買いも入ってきそうでよくわからないからレンジと見ますか?
実はこういう相場の見方、いずれも私が過去にやっていた相場の見方なのです。
売りも買いも全部考える!目線の固定がバラバラなシナリオ
例えば、勉強会に参加した頃はこの3つすべてを意識して作っていました。
つまり、この3つを同時に考えて売ったり買ったりというシナリオ作っていました。
口にするとこうです。
このまま伸び続けていく可能性もあるし、もしくは揉み合う可能性もある。反転しそうなら売っていく。
そして、結果ですが、具体的にどうなったら買ったらいいかというシナリオもなく、5分足だけを見たトレードになってしまいました。
他には、こういう例
エリオット波動、インジケーターで形が出る前にエントリーしてしまうシナリオ
FR38.2付近で上がれないなら、エリオット5波を意識して売っていこう!
これは、ちょっと下がってから売っていくというものです。
これ、以前の私は、本当にこれをよくやっていました。残念な私を3つ紹介します。
これ、勝てるには勝てるんです。私もこれで勝ちトレードを何回もしてきました。
しかし、安定しないんです。なぜなら、これです。
証拠が出て下がることがわかってから入っていないから、時々逆方向にグイッと行ってしまい、大きな損切りをしてしまうんです。
これについては、反面教師にはなりますが、私の過去の動画と、先生の動画を見比べていただくとわかります。
これですね。
上が、私の行ったトレード。今回と同様にエリオット波動5波目が出るかどうか?というポイントの相場になります。
この時、動画にもあるように私は売りの目線で、実際に売りました。
しかし、先生はどの様に見ていたかというと、実は買いの目線です。
詳しくはぜひ、動画を見ていただきたいです。私この先生の動画多分20回ぐらい見ています。
最初のころ、何回目かのころは、動画内でもあるのですが、
立てたシナリオには責任を持ってトレードしなさい、という点だけを汲み取ってしまい、自分の売りトレードは悪くないと思っていました。
しかし、回を重ねるごとに、もちろん他の学習や練習などもしながらですが、そもそもシナリオの立て方に問題があることに気づけました。
後ほどお話します。
「だろう」シナリオ
そして3つ目はレンジになるだろうというものです。
この相場ですが、週中頃から直近の安値付近で反発するのですが、以前の私はこれを見た時に、レンジになるだろうと勝手に思い込み
上から売っては、下から買ってということをしていました。
レンジになるというのであれば、もっと何度も止められた事を確認してから戦略を建てる必要があります。
ちょっと反発したぐらいで思い込みのトレードをするのは危険です。
FX専業のプロが見ているシナリオを立てるときの視点
では、ここからはプロはこの相場をどの様に見ていたですが、これは、勉強会では週間動画解説の中で、
相場環境とシナリオ、そして実際のエントリーを学ぶ事が出来ます。
私も既に動画を見ているのですが、その中でもポイントは以下のとおりです。
- 目線は固定
- 上昇しているなら買い
- 伸びた先では少し取る
まず、FX初心者や、勝てていない人、安定していない人で出来ていないことは目線の固定。
残念な私1のケースですね。上がるかもしれないから買ったほうがいい、下がってくるなら下降の勢いが強いんだから売っていこう、下がったら買っていこう
というやつですね。
目線がバラバラだといつの間にか、5分足や右側の方の値動きにばかり気を取られてしまいます。
まずは、1時間足で立てた方向性のシナリオに沿って目線を固定する必要があります。
そして、2つ目、全体では下降の戻しという流れですが、直近はどうでしょうか。
直近はグイグイ上昇してきています。戻しのFR38.2も抜けてきており、ここでちょっと戻したからと行って、すぐにエリオット5波がきたと
考えるのは時期尚早です。
仮に売るのであれば5波の動きで入るのであれば、例えば、グイッと強い陰線が出て下降が決定づけられてから入っていけばいいわけです。
それまでは、目線は買いです。
買いの勢いが強いうちはその流れに沿って行くのが勝てるトレーダーの思考です。
そして3つ目ですが、とはいえ上昇も伸びた先のようなポイントに来ています。
ちょっと上には200MAも降りてきており、伸びた先で買うのはこの辺りのように戻されていく可能性があります。
なので、戻したらちょっと買っていく、利益を伸ばす場合も前回の高値付近まで、と様子を見ながら買っていくことが望ましいです。
4月1週目の実際のトレード
それでは最後に私のトレードを紹介します。
私も戻したら買い、というシナリオをで望んだ1週間で3回トレードしました。
2,3個目は紹介しますが、参考にはしないでください。先生からもこんなところで買ったり売ったりはないとご指摘頂いている場所です。
1つめのトレードは、1h上昇トレンドに乗って。5分足でエリオット5波が終わった事を確認してから。
2つ目はやらなくてよかったトレードです。
直近の心電図のような上下の動きを見て、改めて方向性がまだわからない相場といえ、無理して手を出す必要はありませんでした。
これが今週一番ダメなトレード。
まさに、「残念な私2」に該当します。
この場面はまだ売りではありません。むしろ下がったら買っていくことを意識しなければいけません。
転換ポイントは売りても買い手も入ってくるためどうしても難しい相場になります。