FXトレンドラインを使ったエントリーで勝てるポイント

トレンドラインの引き方講座3回目です。

1回目で引き方、2回目で実際に半年分引いてみましたが、3回目はエントリー方法や負けないためのポイントをご紹介します。

前回の記事は以下からご覧ください。

FXトレンドラインの練習方法!圧倒的チャート画像数で解説

エントリーにつかそうなトレンドラインを引いてみた

それでは、ラインを引いていく前に3つのポイントをおさらいです。

  1. ヒゲ先では引かない。
  2. できるだけ多くの、実体の内側やヒゲ先を通す。
  3. 全体の最大公約数を考えて引く。

で、実際に引いてみたのがこちらです。

3つのポイントを意識しながら、高(低)値圏から2点目を意識して引いています。

4時間、1時間も同様ですね。

で、こんな風にひいてみると、1点目と2点目が確定すると、結構3点目、4点目でもしっかり効いていることが多いんですよね。

どうでしょうか?これだけ見ると、なんだか毎日エントリーできそうですよね。

ところどころ2ってかいてあるじゃないですか。

これは2点目を伸ばすと3つ目で伸びずに反転してしまっているケースですね。

この2がつくことってどんなときでしょうか。

これがある程度予測つけられると、トレンドラインで下手なエントリーが減りそうではないでしょうか?

いくつか見ていきますが、ポイントがあります。

トレンドラインを使ったエントリーで気をつけるポイント

1.トレンドの逆張りは効きにくい

ポイント1は、トレンド中の逆張りラインは聞きにくいという点です。

4時間足、1時間足ともに上昇トレンドですね。

4時間足もフィボナッチ・リトレースメントを引いてみるとちょうど38.2のあたりで上昇の節目となりそうです。

ここに、2本逆張りでこういうラインが引けますね。

ここは3つ目で効いていそうですが20pipsに届かないためエントリーしないほうが良さそうですね。

この上も見てみましょう。同じように2本引けますがここも、もし3点目で入ろうとすると逆行していきます。

この後の3つ目は結果的にラインが効いたのですが、上昇の勢いがある中では、どこまで上昇するかはわかりません。

ですから上昇の勢いが弱まってから、使うようにしましょう。

2.フィボナッチエクスパンションの伸び切った先は危険

ポイント2つ目はフィボナッチエクスパンションの伸び切った先でのエントリーは危険です。

1月10日のあたりなのですが、4時間は上昇からの戻し、1時間足は下落が続いています。

そんな中での5分足。ここに線を引くことはできそうです。戻り売りをしますか?

実はここも結構危ないポイントです。山の頂点にフィボナッチエクスパンションを当ててみましょう。

この通り売りが入りすぎているので、決済や買い手が入ってきやすいポイントです。

こういったポイントではいくらラインが引けそうだからと行っても控えたいですね。

こちらも同じですね。

4時間足も1時間足も上昇中ですが、5分足の安値から引いてみるとフィボナッチエクスパンション261.8に到達しています。

こういった伸び切った先では控え、戻りを待ってから入ることで負けにくくなります。

3.フィボナッチエクスリトレースメントの戻り売り付近は危険

ポイント3つ目はフィボナッチリトレースメントの戻りポイントは危険です。

こちらを見ると急騰後の押し目に見えそうですね。1時間足も急騰しており、なんだか買ってみたくなりませんか?

(昔の私はこういうところで買っていました)

確かにフィボナッチリトレースメントを下からひいてみると、61.8で止められており、まだ買いの勢いが強そうです。

しかし上からも引いてみると38.2で止められていますね。つまり売りも入っているのです。

こういった売り買いが入りやすい場所で真ん中から入るのは危険です。

今回の場合は、このラインもありますのでそもそも、この場面から入るのは難しそうですね。

4.波のサイズが異なりすぎるものは効きにくいことがある

4つ目は波のサイズが違いすぎる場合は効きにくいことがあります。

5分足では抜けてしまっていますね。

しかし、1時間足を見てください。

こちらではしっかりと効いていることがわかりますでしょうか。

ここの波は1時間足レベルの波なので、むしろココまで引きつけてから下がらないことを確認して入っていきたい場面です。

実際のトレンドラインを使ったトレード解説

最後に最近行ったトレードでラインが効いているものがあったのでご紹介します。

4時間足から見ていきます。

4時間足は今年に入って大きく下落してから上昇している場面です。

長いこと揉み合っていますが、最近高値圏を抜けてきたようですね。しつこいぐらい止められているところに水平線を一本引いておくとこうなります。

直近は水平線から反発上昇している場面ですね。

抜けていくようなら買いたいですが、直近の陰線も気になる場面です。

続いて1時間足。

1時間足はここにエリオット波動がかけますね。

リアルタイムで見ていたときには最初ここに4、5波と書いていましたが、下落から上昇してきた際に補足でこちらにも書いておきました。

市場参加者の中には1波の高値で止まっているこちらを意識する可能性もあります。

トレンドラインはこうでしょうか。私は下側のラインを引いていましたが、勉強会の中でも引き方は異なっていました。

いずれにしても、ここに帯のような抵抗体があり、そこは抜けてきたようです。

もう一つ気になるのは、高値付近は売りが強いようで、強烈に抑えられています。

以上のことから、シナリオととしては、2つ考えていました。

シナリオ
  • 4時間足、1時間足の上昇から買いが有利。高値を抜けていくなら戻りから買いたい
  • 1時間足はエリオット5波が完了、トレンドライン割れ、高値付近に強い抵抗体があることから、抜けられないなら、売りたい

では5分足です。

まずは、フィボナッチエクスパンション引いてみます。買いが利確しやすい161.8を大きく抜けて261.8まで上昇しています。

ここで止められるようであれば売りが入りやすい場面ですね。シナリオ的にはこのあたりで抜けられないようなら売りたいので、まずは1アウトと言う感じでしょうか。

更にエリオット波動の5波も到達したようです。5波は下がったことで確定しますので、このあたりで2アウト来たか?という感じです。

下落後戻ってきましたね。フィボナッチ・リトレースメントを引いてみます。

戻りで抑えられやすいのは38.2から61.8のあたりです。止まっていますね。

そしてトレンドラインを引いてみましょう。

ポイントの通りです。実体の内側に引いていきます。

どうでしょうか。完璧に効いていますね。これで3アウトです。